ロッテ・石川柊太は、リリーフに配置転換となった6月23日の中日二軍戦から一、二軍合わせて6試合・9イニングを投げて無失点に抑えている。
石川柊はリリーフ配置転換後、初登板となった6月23日の中日二軍戦、1回・13球中10球がストレートの力でねじ伏せる投球だったが、続く6月28日の日本ハム二軍戦では1回・30球を投げ、ストレートはわずかに8球の変化球主体だった。ファームでは、その日によってテーマを持って投げていたのだろうかーー。
「日ハム戦はヤバイとなってフォークを投げたら、フォークが良かったので連投でしたね。ノーアウト満塁でフォークで空振りを取ったら、キャッチャー的にもフォークを要求してきた中でフォークを投げまくったというだけです」と明かし、「基本的にまっすぐ主体で投げていきたい部分もありますし、そこを大事にして、ガツンとファウルをとってカーブ、フォークで抑えるのは自分のスタイル。中継ぎで変化球でカウントを取れたらめっちゃ楽ですし、基本的にはゾーンでどんどん勝負する感じになるんじゃないですかね」と投球スタイルについて口にした。
気になったのは、先発の時に投げていたカットボールをあまり投げていないこと。7月23日の取材で「そんな余裕がないだけです」とポツリ。「例えば2巡目とかだとカットを投げてカウントを取っていくことができるんですけど、1打席目でわざわざカット投げて甘くいって完成度低いカットを投げる必要がなかったりするので、というのもありますね」と教えてくれた。
また、右打者のインコースにツーシームを投げているようにも見える。昇格後初登板となった7月19日のソフトバンク戦、0-3の9回一死走者なしで海野を1ボール1ストライクから3球目に空振りを奪ったインコースの146キロの球は非常に良かった。
石川柊本人に海野へ投げたインコースのボールはツーシームだったか確認すると、「まっすぐです」と話し、「ツーシームを監督に投げてみたらと言われて練習しているんですけど、そこは余裕がなくてなかなか投げられなかった。余裕がある時に投げられるようにカウントを作ったり、状況を作れたらいいなと思いますね」との考えを示した。
昇格後2度目の登板となった7月31日の日本ハム戦は、0-5の5回に登板し、持ち味のテンポの良い投球で、3回・44球を投げ、1被安打、2奪三振、無失点に抑えた。
移籍2年目の今季、開幕を二軍で迎えたが、昇格後の2試合はいずれも無失点。投手陣に疲労の色が見えており、この夏場、石川柊の力は間違いなく必要になってくる。「本当に立場がどうとか関係ないので、とにかく言われたところで投げる。多分どういう状況でいっても点を取られてもいい展開は絶対にないじゃないですか。自分の投げるイニングはとにかくゼロで抑えて試合を進める立場で投げる可能性が高かったりするかもしれないですけど、そういうことじゃなくて、ゼロで進めていく。そこを一番に大事に。年寄りじゃなくてもいいじゃんと思われるようなピッチングだったり、立場、状況に思われないようにしないと自分が投げるところがなくなる。クオリティだったり、結果を出せるようにしたいですね」。ゼロにこだわり、チームに貢献していく。
取材・文=岩下雄太