【楽天】 吉井理人監督が2軍調整のドラ1に求めたものと今後の道筋―「いいものを持ってる…」西口、酒居、YG安田にも言及

スポーツ報知

楽天・吉井理人監督

 楽天の吉井理人監督が28日までに前半戦を総括し、後半戦に向けた意気込みを語った。26日に前半戦が終了。借金18で最下位に沈んでいるが、吉井監督が就任後は13勝14敗と、風向きを変えている。指揮官は「みんな元気にやってくれている」と振り返り、「何とか上にいくことと、若手を育てることをやっていきたい」と決意を示した。ルーキーの藤原や、打撃好調のYG安田、けがからの復活を目指す酒居、西口の両投手についても言及した。

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 吉井監督は温かいまなざしで言葉を紡いだ。ドラフト1位の藤原が21日に出場選手登録を抹消された。開幕時は先発投手として調整し、6月以降は中継ぎとして経験を積んできた。ここまで12試合に登板して0勝2敗、防御率5・40。150キロ台中盤の直球を投げ込むなど高いポテンシャルを秘めるルーキーについて吉井監督は「本当にいいものは持っている」と素材を評価しつつ、「しっかり1軍で自分のボールを投げられる技術がまだ安定してない」と課題も指摘する。

 先発か、中継ぎか―。適性の議論に先走りたくなる周囲を制するように育成の順序を整理する。「そこ(先発か中継ぎか)はまだ決めてないというか、まずそれよりもやることがあると思ったので、2軍に行ってもらいました。本当にいいものを持ってるけど、いい確率でマウンドで出せてないんで、そこからですね。まずは1イニングをしっかり投げるピッチャーになってから、先発させるのか、リリーフをさせるのか、その辺は本人の希望もあると思うので、そこも合わせながら決めていきたいと思ってます」。役割を固める前に、まずは自分のボールを再現性高く投げ込む力を求める考えだ。

 けがからの復活を目指すリリーバーたちの状態も把握している。右肘の手術から復帰した酒居は2軍で24試合に登板して1勝0敗、防御率0・77。状態を上げつつある。指揮官は「酒居は段々上がってきているかなとは思っている。タイミングを見て、1軍でもとは思ってますけど、まずは2軍での登板が続いていくのかな」と見据えた。

 コンディション不良から6月下旬に復帰した西口は2軍戦で10登板で1勝2敗、防御率4・50。「西口はまだ平行線というか、今までの一番いい時のパフォーマンスには届いていないかな」と分析し、「二人(酒居と西口)ともチェックしてますから、大丈夫ですよ」と力を込めた。

 野手陣では直近の試合でYG安田が存在感を発揮。好調の打撃を買ってDHでの先発起用が増えているが、捕手としても期待を込める。「キャッチャーも頑張ってほしいと思っている。キャッチャーであれだけ打てればチームにとっては絶対にプラスになる。DHは外国人選手が入る可能性がある中で、しっかりキャッチャーもできるようになってほしい」。強打の捕手としての成長を願った。

 チームは前半戦を終えて借金18の最下位。それでも吉井監督就任後は13勝14敗と上昇の気配を漂わせ始めている。選手層に厚みをもたらしながら、浮上を図っていく。

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