
◆マイナビオールスターゲーム2026 全セ5―7全パ(28日・東京ドーム)
体勢を崩されても日本ハム・万波中正外野手(26)の打球は伸びた。7回2死二塁、ドリスの外角スライダーを捉え、右中間フェンス直撃の適時三塁打。5回の第3打席には右前へ決勝適時打を放つなど4安打2打点の大暴れで、23年の第2戦以来2度目のMVPを獲得した。「今年で一番嬉しいかもしれない。間違いなく小さい頃の自分には想像もつかなかったことなんで本当にとても嬉しいです」。東京・練馬区出身で小さい頃から通った東京Dでの受賞に白い歯を見せた。
まさかのカミングアウトもあった。各選手のアピールポイントが表示されたオーロラビジョンの選手紹介では、「26歳独身。最近失恋しました(笑)」と、記し場内をざわつかせた。「めちゃくちゃ片思いしてたんですけど、失恋しました。まあ、『野球選手もそんなもんやで』っていう、小さい子とかに思ってもらえたら。ありきたりなことを書いても面白くないし」と、あえて等身大の自分を表現し、大活躍。「今はとってもすっきりしています」とすがすがしい笑顔を見せた。
新庄監督は「よう取るね、毎年ファイターズの選手は。オールスターで万波君が打つのはね、もうわかるんですよ。メリハリがあるバッティングだもんね」と大絶賛。29日は富山で第2戦。「5発。気持ちは。しょうもないけがをしないよに」と万波。3年連続リーグ最多得票を誇るお祭り男が、2試合連続のMVPへ暴れまくる。(川上 晴輝)
◆記録メモ ▼球団初の4安打 万波(日)が4安打、2打点の活躍。5回には勝利打点となる安打も放った。球宴で1試合4安打以上は、24年〈2〉戦で5安打した近藤(ソ)、佐藤(ロ)以来。9回試合で記録したのは、5安打が4人(4度)、4安打が18人目20度目で1試合4安打以上が22人目24度目だ。球団では82年〈2〉戦の柏原純一が記録しているが、4安打目が10回に記録したもの。9回試合では万波が球団初になる。
▼球団3人目の複数回MVP 万波は23年〈2〉戦以来、自身2度目のMVP。球団で2度以上のMVPは、張本勲が60年〈3〉戦、62年〈2〉戦、74年〈3〉戦の計3度、清宮幸太郎が22年〈1〉戦、昨年〈2〉戦の2度で、万波が3人目。(福山 智紀)