
◆パ・リーグ 楽天8X―7西武(22日・東京ドーム)=延長12回=
楽天が西武にサヨナラ勝ちした。連敗を5でストップ。吉井理人新監督が就任後3戦目で初勝利を挙げた。
死闘だった。1点を追う9回に同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。1点ビハインドの延長11回は浅村が起死回生の同点ソロ。延長12回は2死二塁で黒川が左越えの適時打を放って、劇的勝利を飾った。待望の白星に吉井監督は「本当にみんな頑張ったと思います。粘り強く戦ってくれました」とナインをたたえた。チームの3点差逆転勝ちは今季初めてだった。
劇打を放った黒川はサヨナラ機で迎えた延長10回1死一、三塁では一ゴロ。同じ凡退は繰り返さなかった。指揮官は「その前のサヨナラのところで、外野フライでもいいところを引っ張って内野ゴロになっちゃったけど、もう一回チャンスがきて、そこで反省を生かして、しっかりおっつけてライナーを打ってくれたので評価したい」とうなずいた。
若手の多いリリーフ陣も何とか踏ん張り、「やってやるぞという気持ちだけ」だったと12回を無失点に抑えた2年目の中込がプロ初勝利。最後は野手陣が奮起した。吉井監督は「良かったです。藤平を別としてみんな緊張してましたよね。だけど失敗したのを野手がカバーして盛り返してくれた。プレッシャーの中で自分の実力を出していかないと若い選手は育たないんでね。今日はそういう意味では、チームで若いピッチャーを育てたって感じになった。すごく意味のあるゲームだった」と声を弾ませた。