
◆日本生命セ・パ交流戦 2026 阪神0―1西武(16日・甲子園)
西武が阪神に勝利し、交流戦成績を14勝3敗1分けとして球団史上初の優勝を飾った。0―0の5回に桑原将志外野手(32)が均衡を破る適時打を放ち、4投手の完封リレーで守り切った。セ・リーグ全球団に勝ち越す安定した戦いぶりで、05年の交流戦開始以降、パ・リーグでは最遅のVとなった。DeNA時代の23年に交流戦優勝を達成し、FAで今季加入した桑原がスポーツ報知に独占手記を寄せ、移籍の理由や内外から見たチームの印象を赤裸々につづった。
独占手記
まあ、なんとかしたかったので、最終的に勝ててよかったです。ピッチャーがしっかりゲームメイクしてくれて、バッター陣もうまくつながることができたので、投打がかみ合ったかなと思います。あくまで一番の目標はリーグ優勝ですが、交流戦が分岐点になるのは間違いないので、優勝できて良かったです。
西武への移籍を決めた理由は、環境を変えて野球人としても人間としても深みを増したキャリアにしたいと思ったから。ベルーナの暑さはまだ経験してないんで分かんないですけど…入団会見で僕の熱さがあれば吹っ飛ぶと言いましたけど、ちょっと痛くなりそうやなと思ってます(笑)。
西武はおとなしいのかなと思ってましたけど、想像以上に活気がある。西口監督も寡黙な、淡々と自分のことをこなす方なのかなって印象だったんですけど、実際はほんとに選手のことをよく見てくれてる人。関西人のちょっと冗談交じりな感じが、僕は好きです。
遠征先で外食することはあまりないですが、古賀(悠斗)とハセ(長谷川信哉)、(平沢)大河とは食事会場で話す機会が多い。ほぼほぼ野球の話です。自分からアドバイスすることはあまりないですけど、もし聞かれたら、もちろん全力で答えます。年齢的にも立場的にも、後輩たちにグラウンドで思い切ってプレーしてほしいなと思いますし、それをサポートするのが僕の務めだと思うので。
チームが昨秋からフィジカル強化に力を入れている中で、トレーニングの習慣はDeNAに比べて西武の方があるかな。練習の打球一つ見ても、やっぱ違うなって。すげえな、俺勝てねえわ、フィジカル勝てねえわと思いながら見てます。
今後、必ずしんどい時期が来ると思うけど、今と同じ気持ちでシーズンを通して戦えれば、絶対にいい結果が待ってると思う。ファンの方は毎日毎日、どんな時でも背中を押してくださるので、結果と勝利を返したいです。リーグ優勝って、どんなのかなって楽しみです。(西武外野手)
◆桑原 将志(くわはら・まさゆき)1993年7月21日、大阪府生まれ。32歳。福知山成美から2011年ドラフト4位で横浜(現DeNA)に入団。17、23年は正中堅手としてゴールデン・グラブ賞。24年の日本シリーズでMVP。25年オフに国内FA権を行使し西武入団。174センチ、80キロ。右投右打。