
楽天は10日、三木肇監督の休養を発表した。監督との双方協議により休養が決まり、6月10日の巨人戦から塩川達也ヘッドコーチが監督代行として指揮を執る。
チームはここまで58試合を終えて、21勝36敗、1分け。交流戦に入ってからは2勝10敗と大苦戦していた。9日の巨人戦(楽天モバイル最強)では投打に精彩を書いて完敗。4連敗を喫し、今季ワーストの借金15となっていた。
首位の西武とは14・5ゲーム差となり、5位のロッテとも7ゲーム差。リーグ最下位に沈む苦しい状況だった。
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狂った歯車は戻らなかった。4月中旬までは首位を争っていたが、急激に投打がかみ合わなくなり、大失速。最下位に低迷することになった。
まず苦しい台所事情だったのは間違いない。昨季、打率3割、13本塁打を放ったボイトが今季、極度の打撃不振。打率1割1分9厘、0本塁打と低迷し、コンディション不良も重なって早々に離脱した。助っ人の不発は痛手だった。遡れば正遊撃手の宗山が左手首の負傷、先発ローテの一角や勝ちパターンを担う西口もコンディション不良で開幕からここまで戦力になれなかったことも大きな影響を及ぼした。
5月に入ってからは得点力不足に悩む打撃陣の活性化を図ろうと、主にファームを指導していた山下打撃コーチを1軍へ呼んだ。さらに6月4日のDeNA戦(横浜)では7点差からの大逆転負けを喫した翌日の5日には投手コーチの配置転換も実施。2日には鈴木大地を主将にするというシーズン中では異例の人事も行い、成績向上を目指しててこ入れ策を次々講じたが、思うような結果は得られなかった。
選手の昇降格や起用方法について、詳細な説明を求めると三木監督は言葉を濁すことが多かった。フロント主導の選手起用を感じさせるだけでなく、指揮官の求心力に疑問を抱かざるを得ない状況だった。多くの要素が絡まり合った結果がリーグ最下位という低迷につながったと言える。(楽天担当・宮内 孝太)