
◆パ・リーグ ロッテ5―3日本ハム(14日・ZOZOマリン)
ロッテ・西野勇士投手(35)は、試合後の一塁ベンチ前で次々に差し出された仲間の手を笑顔で握り返した。8回0/3、78球を投げて5安打、2失点の好投で24年9月28日の西武戦(ベルーナD)以来、2年ぶりの白星。「こうやって勝ちが付くと本当に特別。最高な感じ、うれしさはある」。9回に一発を打たれれば逆転のピンチをしのいだ横山に、ウィニングボールを渡された。「おめでとうございます」と祝福されると、「焦ったよ」と偽らざる本音を交えてねぎらった。
打線が初回に3点の援護をくれて、気持ちが楽になった。140キロ台の直球を軸にスライダー、ツーシームなどを低めに集め、テンポ良く投げた。9回、チーム今季初の完投も見えたが先頭の浅間にソロを許し降板。「体力的な余裕はありました。球数も少なかったので」と未練ものぞかせた。
24年は9勝も、昨季は右前腕の負傷もあり未勝利。35歳だが「周りから見たらベテランだと思うが、心は若いので。誰にも負けないようにしたい」と若手に抱くライバル心が18年目のベテラン右腕を支える。7月29日の球宴第2戦は故郷の富山が舞台。「間に合ったらうれしいなと思います」と出場実現へ、白星を積み重ねる。(阿見 俊輔)