
◆パ・リーグ オリックス9―4日本ハム(26日・京セラドーム大阪)
日本ハムの山本拓実投手(26)が縁起のいいマルティネスとのバッテリーで前日の雪辱を果たした。2―9の7回から登板し、2イニングを無安打無失点。最速は154キロをマークし、3奪三振の快投を披露した。
マルティネスとは、23年9月3日オリックス戦(エスコン)以来のコンビ。中日時代の19年には2軍戦でバッテリーを組み、完封勝利を挙げており、この日もあうんの呼吸で強力オリックス打線を封じ込めた。「ちょっと懐かしさも感じながら。出されたサインに対して自分なりに意図を汲み取って投げられた」。登板後には通訳を介しミーティングも行い、「普段(指名打者や一塁手として)バッターなので、バッター目線で、『こうやったらタイミングを外せると思うよ』とか相手が嫌がることを話してくれた。次の登板に生かしていきたい」と、助っ人ならではの鋭い指摘に感謝した。一方でファウルフライを落球した場面にはツッコミを入れ、「キャッチャーフライ以外はいいリードしてくれました(笑)」と笑顔で振り返った。
今季は開幕1軍も結果を残せず、4月7日に登録抹消。再昇格した25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では1回2安打1失点と悔しい結果に終わっていた。「上がってきて1発目でやられると、正直メンタルにきていたんですけど、加藤(投手)コーチや(武田)久さん、金子(投手コーディネーター)さんにいろんな視点からアドバイスもらって、すごく生きた」。特に武田投手コーチからは、「投げているボールは良くて、絶対有利に進められるの分かっているから、どんなに汚い形でもとにかく0点で帰るってことを意識して」と助言を受けた。「昨日(25日)は綺麗に抑えようとしすぎていた。見栄えよくっていうのを意識しすぎて、3球勝負しに行ってしまったところがあった。自分のストロングポイントの勢いのある投球をした上で、制球を間違えないように投げた」と、多くのコーチの意見に耳を傾け、一日でしっかり修正して見せた。
新庄監督も「最後山本くんがいいピッチングした」と称賛。キャリアハイの50登板を目標にする右腕がここからゼロを並べ信頼を勝ち取っていく。