
◆パ・リーグ 日本ハム5―3西武(18日・エスコンフィールド)
日本ハムは18日、西武戦(エスコン)に逆転勝ちし、連敗を3で止めた。先発した伊藤大海投手(28)は6回に2点を先制されたものの、打線の援護もあり6回8安打2失点で今季2勝目。西武戦は自身5連勝となった。WBCの影響もあり万全とは言えない開幕だったが、登板を重ねるごとに状態を上げ、流れが悪かったチームに意味ある白星をもたらした。
冷静に丁寧に、伊藤はコースを突いた。6回、連打で2点を先制されなおも1死一、二塁。外のスライダーでカナリオを遊ゴロ併殺に仕留め、追加点は許さなかった。6回103球を投げ、8安打2失点。打線の援護もあり今季2勝目を挙げ「最後に先制点を与えてしまい悔しいですが、守ってくれて、逆転してくれたチームメートに感謝したいです」と語った。
最速は150キロ。それでも“出力問題”には、自ら決着をつけていた。「4月の出力ってあんまり変わってない」。WBCの影響もあり、「本来の出力が出てない」という声は耳に入った。「気になってデータをあさって見てましたけど、大差がない。余計なお世話でしたってことで(笑)」。力まず腕を振り、試合をつくった。
力む必要がないからこそ、バランスを重視した。初回から走者なしでも、ためをつくらずクイックでの投球。「力まないようにというか、バランスとテンポだけ意識して。途中何回か普段のモーションを入れたり、感覚がいいときにそういう風に変えてました」。無四球の打たせて取る投球でリズムをつくり、バックの好守も引き出した。
チームの連敗も3でストップ。自身も白星を1つ先行させた。「決めたいところに、だんだんと決めたい出力でボールが集まってきているので、そこは前向きに捉えていいかなと思います」とうなずいたエース。相手を圧倒するマウンドでの姿は、もうそこまで迫っている。(山口 泰史)