ロッテ・高野脩汰「最初からいい場面で投げたいですし」…「1年間通して戦い抜きたい」今季もブルペンを支えるぞ!

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ロッテ・高野脩汰(撮影=岩下雄太)
ロッテ・高野脩汰(撮影=岩下雄太)

 「バッチリです」。

 3月24日のZOZOマリンスタジアム練習後の取材で、開幕に向けての準備についての質問にこのように応えたロッテ・高野脩汰は、その言葉通り、開幕戦となった27日の西武戦で、きっちりと1回を無失点に抑えた。

 5回を無失点に抑えた先発・毛利海大(明治大)の後を受けて、2-0の6回にマウンドに上がった高野は、先頭の長谷川信哉を伝家の宝刀・フォークで空振り三振に仕留めると、続く西川愛也もフォークで一ゴロ。新外国人のカナリオも2ボール2ストライクからフォークで空振り三振に打ち取った。

 今季初登板は1回・11球を投げ、0被安打、2奪三振、0失点と完璧なリリーフで、西武に流れを渡さなかった。

◆ 今季も変わらず活躍だ!

 高野は昨季、ビハインドゲームのロングリリーフから徐々に序列を上げていき、最終的には勝ち試合の8回を担当するなど、37試合に登板して、5勝3敗15ホールド、防御率1.84と大ブレイクの1年になった。

 さらなる飛躍が期待される今季も2月の練習試合・オープン戦、8試合・9回を投げ、イニングを上回る11奪三振、全ての登板で無失点。特にオープン戦最終登板となった22日の中日戦では、1回を投げ3つのアウトを全て三振で奪い、村松開人にはフォークを意識している中で、3ボール2ストライクから146キロのストレートで見逃し三振に斬って取った。

 高野は「2連続で負け投手になった去年の8月に、フォークが合わないからといって多投して、それを見切られて、状況を悪くしたことが続きました。まっすぐありきのフォーク、直球を意識させた中で変化球が活きるところをそこですごく痛感しました。(フォーク)一辺倒になってもダメですし、(フォークを)活かす中でまっすぐを選択していきたいと思っての村松の打席でもありました」と、昨季の苦い経験が“ストレート”の重要性をさらに強くした。

 昨季はストレート、フォークを中心に打者を封じていたが、第3の球種として、スライダー、カーブなども、このオフは磨いてきた。オープン戦でもスライダーを投げており、カウント球、決め球でも使えそうなイメージなのだろうかーー。

 「先ほどの話と共通する部分があるんですけど、自分の特徴といったら真っ直ぐ、フォークじゃないですか、そこを多投していったらどこかで合わせられたり、痛い1球になったりというのが、出てくると思う。相手の選択肢を増やすというか、絞らせないという意味でスライダーを使っていきたい。感覚がもっと良くなっていけば、フォークを投げるところをスライダーで決め球として使えると思う。その中でカーブも、最近は試せていないんですけど、カーブもそういうふうになっていったら苦しい場面でゆとりの投球ができるかなと思うので、手札を増やすという意味では育てていきたい球種ではあります」

 昨季は開幕からロングリリーフで結果を残しながら、4月3日のオリックス戦で3回2/3を投げ、4被安打、5奪三振、無失点に抑えた翌4日に一軍登録抹消された。「一軍の舞台で活躍しないと、自分をプロに入れてくれたスカウトにも申し訳ないというか、自分を呼んでいただいた以上はそこで活躍しないと意味がないと思っています。二軍じゃお金にならないので、一軍にこだわってやっていきたいです」。今季は1年間一軍で投げ続けたい想いは強い。そして、昨季は勝ち試合で投げる喜びも知った。「最初去年は負けからスタートして徐々に勝ちパターンで投げていけたので、今年は最初からいい場面で投げたいですし、1年間通して戦い抜きたい思いです」。“2年目のジンクス”を跳ね除け、1年間ブルペンを支えてみせる。

取材・文=岩下雄太

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