
◆パ・リーグ 楽天0―1ソフトバンク(25日・楽天生命パーク)
ソフトバンク・有原が何度もピンチを切り抜け、今季5度目の登板で初勝利を挙げた。4回以降は4度も得点圏に走者を背負いながら「粘り強く。本当にそれだけ」と8回5安打無失点。9回に待望の援護をもらった。日本ハム時代から6連敗していた楽天モバイルの壁も突破。この球場で19年7月5日以来の白星を「すごく大きい」とかみ締めた。
早大の後輩・早川と3回まで互いに完璧。「早川がよかったので、何とか粘り強く」と譲らなかった。5回1死三塁で宗山を遊飛。8回1死三塁でも小深田を遊飛。犠飛も許さず、小久保監督は「高めのカットで狙い通りに内野フライ」と拍手した。
指揮官は通算100勝。2リーグ制では歴代4位の165試合での到達にも「どうでもいい」と先を見た。今季は開幕3連敗から苦戦。開幕投手の有原も「今年は一つ勝つのに時間がかかった」とわびたが、エースの復活による3連勝で逆襲開始だ。(安藤 理)
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