
オリックス・紅林弘太郎内野手(23)が11日、自らに「クマ注意報」を発令した。大阪・舞洲で契約交渉に臨み、1600万円増の年俸9500万円で更改。来オフの1億円到達へ「突き抜けた成績を残し、余裕で超せる選手になりたい」と誓い、山ごもりトレに向けた“難敵”への警戒心も高めた。
「山奥で毎年やっているので、今年も山にこもってやりたい」。正遊撃手として116試合で打率2割6分、9本塁打、43打点をマークした今季からの進化へ、オフは単独での自主トレを計画。ただ、今年は全国各地でクマの出没が社会問題となった。昨年までも何度か鹿やイノシシを目撃したという紅林。「ちょっと危ないかもしれない(笑)。鈴か何かを持ちながら練習を」と“野生”での鍛錬をイメージした。
契約交渉の席では最先端の打撃練習用バーチャルマシン「トラジェクトアーク」の導入を要望。「伊藤大海選手(日本ハム)のスライダーであったり、実際に練習で見れたりすると、そのまま試合に入れる」と力説した。「143試合フルイニングで出てこそレギュラー」と断言し、20本塁打を来季目標に設定。有言実行の先に、文句なしの「大台突破」がある。(南部 俊太)
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