5月24日、ベルーナドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテのイースタン・リーグ公式戦、第6回戦は4対3で埼玉西武が勝利した。
埼玉西武の先発は新加入の育成外国人・ヘレラ投手。198cmの長身から繰り出される直球と変化球のコンビネーションで、相手打線を2回1安打1奪三振無失点に抑えた。打線は3回裏、千葉ロッテの先発・鈴木昭汰投手から8番・岡田雅利選手が1号ソロを放ち、先制する。
しかし3回表から登板した2番手出井敏博投手は4回表、1死1、2塁のピンチを招くと、7番・西川僚祐選手の適時打ですぐさま同点に追い付かれる。さらに江村直也選手の適時打で1点の勝ち越しを許した。
1点差で迎えた6回裏、埼玉西武は山村崇嘉選手、長谷川信哉選手、渡部健人選手の安打で1死満塁の好機をつくる。ここで打席に入ったのは、今季ファーム初出場となったブランドン選手。3球目を捉えてレフト前へ運び、2者が生還して逆転に成功した。
一時逆転を許した出井投手だったが、5回以降は相手打線を完璧に抑える。すると打線は8回裏、渡部健人選手の犠飛で1点を追加。最終9回表のマウンドにも上がった出井投手が、1失点を喫しながらも試合を締めた。
4対3で勝利した埼玉西武は2番手・出井投手が7回141球7安打3失点の熱投。打っては岡田選手に約1カ月ぶりの安打となる本塁打、実戦復帰のブランドン選手に決勝打が生まれた。一方敗れた千葉ロッテは、先発・鈴木投手が6回途中3失点。打線は最終回、植田将太選手の適時打で1点差に迫るも、あと一本が出なかった。
123456789 計
ロ 000200001 3
西 00100201X 4
ロ ●鈴木昭汰-東妻勇輔-成田翔-田中靖洋
西 ヘレラ-○出井敏博
文・丹羽海凪
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