マーティンの押し出し四球で千葉ロッテがサヨナラ勝ち。東妻勇輔はプロ初勝利

パ・リーグ インサイト

2019.8.1(木) 23:37

千葉ロッテマリーンズ・マーティン選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・マーティン選手(C)パーソル パ・リーグTV

 8月1日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第15回戦は、延長戦の末、7対6で千葉ロッテが勝利。3回裏にレアード選手が退場処分、8回表には両軍が入り乱れるなど、緊迫した展開が続いたが、最後は劇的なサヨナラ勝利を飾った。

 千葉ロッテは1回裏、荻野貴司選手、マーティン選手の連打で好機を得ると、野選とゴロの間に2点を先取。幸先よく援護を受けたボルシンガー投手は直後の2回表、無死満塁のピンチを招いたが、後続をなんとか打ち取って無失点で切り抜けた。

 しかし、ボルシンガー投手の調子はなかなか上がらず。3回表にはロメロ選手のタイムリー、5回表には死球から3塁を踏まれ、犠飛で同点とされた。

 追いつかれた千葉ロッテは5回裏、マーティン選手の3号ソロで勝ち越すと、6回裏には中村奨吾選手、柿沼友哉選手の連続タイムリーで2点を追加し、スコアを5対2に。以降は6回表を石川歩投手と松永昂大投手、7回表を酒居知史投手の無失点リレーでつないだが、8回表に5番手の唐川侑己投手がつかまった。

 3点を追うオリックスは8回表、宗佑磨選手が1号2ランを放ち、1点差に詰め寄ると、その後も打線の勢いは止まらず。福田周平選手吉田正尚選手中川圭太選手に3連打が生まれ同点に追いつき、唐川投手をノックアウト。なおも代わった東條大樹投手から2死満塁と好機を広げると、後藤駿太選手が押し出しの死球を選び、オリックスがついに勝ち越しに成功した。

 しかしこのまま終わらないのが千葉ロッテ。8回裏、オリックス4番手の海田智行投手から岡大海選手が安打で出塁すると、2死から打席に入った荻野貴選手が適時三塁打を放ち、同点に。9回は益田直也投手、ディクソン投手の両軍の守護神が無失点に抑え、6対6で延長へ突入した。

 千葉ロッテは10回表から登板したチェン投手が2回無失点の好リリーフを披露。11回裏には増井浩俊投手から代打・田村龍弘選手の安打などで、2死2,3塁の絶好機を得るも、井上晴哉選手が倒れて得点ならず。

 千葉ロッテは12回表、東妻勇輔投手が3者凡退に抑えると、12回裏に打線が奮起した。オリックス8番手のエップラー投手から、中村選手の二塁打を皮切りに、申告敬遠と荻野貴選手の安打で1死満塁に。この場面で打席に入ったマーティン選手がフルカウントから押し出しの四球を選び、7対6で試合終了。5時間を超える熱戦は千葉ロッテがサヨナラ勝利。両軍合わせて31安打の乱打戦を制した。

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