【ソフトバンク】両リーグ最速貯金10 73年ぶり快挙に小久保裕紀監督「あんな終わり方もあるんか」

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2024.4.29(月) 05:00

延長11回、選手交代を告げベンチに引き揚げる小久保裕紀監督 (カメラ・馬場 秀則)

◆パ・リーグ ソフトバンク3x―2西武=延長12回=(28日・みずほペイペイドーム福岡)

 幕切れが幕切れだけに喜びも抑えめだった。ソフトバンクが延長12回2死満塁、相手の捕逸で連日の劇勝。就任後、初の5連勝で12球団最速の貯金10とした小久保監督は「どっちに転んでもおかしくない試合。あんな終わり方もあるんかって感じ」と淡々。2試合連続延長サヨナラ勝利は1999年8月18、19日のオリックス戦(福岡D)以来25年ぶり。西武戦開幕5連勝は51年(4分けを挟む10連勝)以来、73年ぶりの歴史的快挙となった。

 先制すれば12勝3敗1分け。こちらも12球団最速の3ケタとなる101得点を誇る打線が試合を優位に進め、リーグトップ防御率2・26の投手陣が抑える。まさに横綱相撲だが、指揮官は「全然そんな感じじゃない。西武戦も(5試合中4試合は)紙一重」と、常に土俵際で戦っていると強調した。

 懸念材料はある。松本裕が8回に同点の右犠飛を献上。開幕からの連続試合無失点が12で途切れた。9回以降をゼロで抑えたオスナ、津森、藤井、杉山はいずれも複数の打者を出塁させており、救援陣に勤続疲労が見え隠れする。「シーズンなので多少の波はある」と倉野投手コーチ。ピークアウトの局面こそ、真の強さを求められるのがV候補の宿命だ。(田中 昌宏)

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