【オリックス】宮内前オーナー、山本由伸にリーグ3連覇&連続日本一厳命「プレッシャーかけておきました」

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2023.2.13(月) 05:00

ブルペンで力投する山本由伸(カメラ・渡辺 了文)

 WBC日本代表のオリックス・山本由伸投手(24)が12日、宮崎キャンプ地を訪問した宮内義彦前オーナー(87)=本社シニア・チェアマン=からリーグ3連覇&連続日本一を厳命された。投球練習後にブルペンの片隅に足を運び、昨年限りで退任した元名物オーナーと久しぶりの対面。「3連覇しかないよ」などと声をかけられ、「頑張ります」と力強く返答した。

 圧巻の“御前”ピッチだった。右腕がブルペンに姿を見せると、宮内前オーナーも“待ってました”とばかりに登場。すぐに捕手後方に陣取り、超一級品のボールにうなった。「さすが(調整のペースが)一月早いから、できあがっているよね。(3連覇は)プレッシャーをかけておきました」と、えびす顔を見せた。

 中身も濃かった。由伸は14日の自身初実戦となる紅白戦に備え、「全然、練習していなかった」というフォークを多投。変化量が増すWBC球でのウイニングショットの落差は抜群で「ちゃんと投げられた球は、めっちゃ落ちていました」と、手応えを口にした。クイックモーションも確認するなど、充実の34球だった。

 宮内氏が「(オーナーを)引退したはずやけど、(シーズンの登板も)見とるやろうね」と笑えば、絶対的エースも「(前オーナーも)野球で勝つのが一番うれしいと思う」と笑顔。この日は母校・都城高(宮崎)の硬式野球部の監督、後輩たちが応援に訪れ、活力も得た。優勝請負人が今年も歓喜の瞬間に導く。(小松 真也)

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