「オープン戦とシーズンは別物」という見方もあるが……
3月21日、2022年のオープン戦の全日程が終了した。今年のオープン戦で首位打者に輝いたのは、打率.393という数字を残した、千葉ロッテの高部瑛斗選手。トップバッターとして出色の打撃を見せていただけに、レギュラーシーズンでも同様の活躍が期待されるところだ。
しかし、過去のシーズンを振り返ってみると、オープン戦の成績とシーズンでの成績は、必ずしも比例しない傾向にある。そうした過去の例もあって、「オープン戦とシーズンは別物」という見方が存在するのも、無理もないだろう。
そこで、今回は2011年以降におけるオープン戦首位打者の顔ぶれと、各選手が実際のシーズンで残した数字を確認。そこから見えてくる実際の傾向と、特筆すべき選手たちについて紹介していきたい。
オープン戦の好調を、実際のシーズンに持ち込めた選手はほんの一握り
2011年以降のオープン戦首位打者と、シーズン打撃成績は下記の通り。