【試合戦評】11安打6得点の楽天が約1カ月ぶりの連勝。北海道日本ハムは東京ドーム今季最終戦を飾れず

パ・リーグ インサイト

2017.9.7(木) 00:00

今季の東京ドームで行われる北海道日本ハム主催試合は今日が最後。先発の有原投手は東京ドームで通算4勝0敗と相性抜群だ。対楽天戦3連敗中だが、得意の東京ドームで白星を挙げたい。楽天は安樂投手が先発。6月30日に今季1勝目を挙げて以来、自身3連敗中と白星から遠ざかっている。チームを約1カ月ぶりの連勝に導けるかに注目だ。

先制したのは楽天だった。3回表、1死から9番・オコエ選手が内野安打で出塁。続く1番・島内選手は三振に倒れるものの、この間にオコエ選手が二盗を決めて好機を広げると、2番・藤田選手の適時打で先取点をたたき出した。続く3番・聖澤選手が四球を選んで2死1,2塁とし、4番・ペゲーロ選手が右翼線へ2点適時二塁打、さらに5番・銀次選手も適時打。この回、打線がつながった楽天が4点を挙げた。

直後の3回裏、北海道日本ハムがすぐさま反撃を開始する。まず先頭の7番・太田選手が右翼席へ強烈な打球を突き刺す。「打った瞬間に入ったと思いました」といううれしいプロ初本塁打が飛び出した。さらに1死から石井一選手が四球を選ぶと、1番・西川選手が右翼線へ適時打二塁打を放ち、2点差に迫る。

4回表、楽天は先頭の7番・アマダー選手の安打、9番・オコエ選手の二塁打などで1死2,3塁と好機を築くと、1番・島内選手が右翼フェンス直撃の2点適時二塁打でスコアは6対2。楽天が再び4点のリードを奪った。

5回裏、北海道日本ハムは先頭の8番・市川選手、9番・石井一選手が連打すると、ここまで2安打の1番・西川選手が左翼線へ適時二塁打。なおも無死2,3塁の場面で、2番・松本選手の犠飛で追加点を挙げる。


試合は6対4、楽天リードのまま後半へ。5回途中から登板した久保投手が、6回裏を3者凡退に抑えると、7回裏は高梨投手も3者凡退の好リリーフ。8回裏、福山投手が先頭の3番・大谷選手、4番・中田選手に連続四球を与えたが、迎えた5番・レアード選手を併殺打、6番・大田選手を内野ゴロに打ち取り、ピンチを脱した。

9回裏は守護神・松井裕投手が登板。1死から田中賢選手に安打を許したが、後続を断って試合を締め、3年連続30セーブを達成した。

11安打6得点の楽天は8月13日に2連勝した以来の連勝。明日以降は12試合のうち11試合が、ホームのKoboパーク宮城での試合が予定されている。地の利を生かして、巻き返しを図りたい。

一方、北海道日本ハムは東京ドームでの今季最終戦を白星で飾れず。明日の埼玉西武戦は高梨投手が先発予定。今季の対戦で大きく負け越してしまっている埼玉西武を相手に勝利し、連敗を止めたい。

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