昨日の試合は、T‐岡田選手の満塁弾などで7得点を挙げたオリックスが7対2で勝利を収め、今カードの成績を1勝1敗の五分に戻した。千葉ロッテにとって、3カード連続となるカード勝ち越しを懸けた一戦の先発を託されたのは関谷投手。8月24日の楽天戦では6回無失点の好投で、今季初勝利をマークした。勢いそのままに、自身2連勝を飾ることができるか。
対するオリックスの先発は高卒ルーキーの山本投手。プロ初登板となった8月20日の千葉ロッテ戦では5回1失点の好投を見せたが、プロ初勝利はお預けとなった。今度こそ初勝利を挙げられるか、注目が集まる。
関谷投手は初回に無死1,3塁のピンチを招くも、クリーンアップを3者連続三振でねじ伏せ、無失点で切り抜ける。一方の山本投手は危なげなく3者凡退に抑え、両投手ともに無失点の立ち上がりとなった。
試合が動いたのは2回表。オリックスは1死から7番・中島選手、8番・西野選手の連打で1死1,3塁の好機を迎えると、9番・若月選手が左翼に適時打を放って幸先良く先制点を挙げる。続くマレーロ選手にも適時打が飛び出し、山本投手には序盤から2点の援護が入った。
続く3回表にも先頭のロメロ選手の四球を皮切りに、5番・小谷野選手と6番・T-岡田選手の連打で無死満塁の絶好機を迎えると、ここで中島選手が中前適時打を決める。続く西野選手と1番・マレーロ選手が押し出しで2点を加え、なおも1死満塁から大城選手の併殺崩れの間に追加点。オリックスが早くも大量6点のリードを奪う展開となった。
しかし、千葉ロッテも直後の3回裏に先頭のパラデス選手がバックスクリーンに飛び込む8号ソロを放ち、すぐさま1点を返す。5回裏にも、またもや先頭のパラデス選手がフェンス直撃の二塁打で好機を作ると、1死3塁の場面から9番・大嶺翔選手が適時打を放ち、これでスコアは2対6。千葉ロッテがじわじわと追い上げて4点差とする。
点差を詰められたオリックスだが、6回表から再び千葉ロッテを突き放した。連続四球から1死満塁の絶好機を作ると、8番・西野選手の犠飛、続く若月選手の適時打で2点を加える。6回裏に千葉ロッテが1点を返すものの、オリックスは7回表にも容赦なく千葉ロッテ中継ぎ陣を攻めた。4番・ロメロ選手、6番・T-岡田選手、8番・西野選手、1番・マレーロ選手の適時打などで一挙5得点。スコアを13対3とし、完全に試合の主導権を握る。
8回表にも1点を加えたオリックスが最終的に記録した得点は14点。千葉ロッテにも9回裏に大嶺翔選手の4号ソロが飛び出したが、反撃もそこまで。試合は14対4でオリックスが大勝を収め、カード勝ち越しを決めた。先発の山本投手は、5回を投げて被安打4、奪三振2、与四球1、失点2と試合を作る投球。21安打14得点の猛攻を記録した頼もしい打線にも後押しされ、2試合目の登板でうれしいプロ初勝利を挙げた。
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