12月15日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて、パーソル パ・リーグTV初のリアルイベント「パーソル パ・リーグTV パテレアワード2024」が開催された。今年、公式YouTubeチャンネルで公開された全3,429本の動画のなかから、12個の部門ごとの大賞を決めるこのイベント。北海道日本ハム・万波中正選手、東北楽天・伊藤裕季也選手、埼玉西武・外崎修汰選手、千葉ロッテ・鈴木昭汰投手、オリックス・古田島成龍投手の現役5選手が出演し、MCの杉谷拳士さん、菊池柚花さん、ゲストの五十嵐亮太さんと共に、大賞受賞動画にまつわるエピソードを展開した。
開演前から、会場に設置されたフォトブースで今年の印象的なYouTube動画のサムネイルのパネルを持ち、来場の記念に写真撮影を楽しむ姿が。オリジナルグッズの販売も行われ、限定アイテムを手にしようとパ・リーグ6球団のファンが詰めかけた。
イベントが始まる前からにぎやかな様子を見せたのは出演者も同じだった。控室では『プロが選ぶ究極プレー大賞』のノミネート動画をチェックしながら「これすごかった〜」とリアクション。事前リハーサルを終えた杉谷さんが「今はこんなに和やかな感じだけど、舞台に行ったら本当に緊張するからね。映画の舞台あいさつみたいだから!」と話しながらも、リラックスした雰囲気のまま開演の時を迎えた。
大きな歓声を浴びながら選手たちが登壇すると、早速各部門の大賞を発表する企画がスタート。パテレアンバサダー・外崎選手のプレーから選ぶ『外崎の外崎による外崎のためのリンゴ大賞』は外崎選手の親族が大賞を決め、『鬼瓦がちょっとおかしい外崎』の動画に。
「この動画を選んだ理由は、こんなにおもしろいTONOSAKIの顔を切り取ったパーソル パ・リーグTVの技術の高さと、普段見せない顔だからです。ぜひ、会場で再現させていただけるとうれしいです」と親族からのコメントが届いた外崎選手は、オードリーの春日俊彰さんから教わったという渾身の鬼瓦ポーズを披露した。
そして、コメント数大賞・再生数大賞・プロが選ぶ究極プレー大賞・パテレアワード 2024 MVPの4冠を達成したのは万波選手だった。2,521コメント、再生回数1,667,524回(12月2日時点)を記録した『大航海は終わらないッ!!! エスコン総立ちの超特大同点ソロ弾!』については「僕一人で10万回は見ているので再生回数に貢献している」と笑いを誘う。
プロが選ぶ究極プレー大賞に輝いたのは、周東佑京選手の本塁生還を阻止した好返球のシーンで、伊藤裕選手、外崎選手、古田島投手からの3票を集めた納得の選出。初代パテレアワードMVP受賞の喜びは「BIGBOSSに伝えたい」と話した。
フォトセッション後に一度終演となったが、舞台裏の選手たちの音声が場内に流れる。「本当にあっという間だった」「まだ話し足りないよね」という会話に場内のファンから拍手が沸き起こり、“アンコール公演”が始まった。
クロストークの最中、昨年からパテレアンバサダーを務める外崎選手の話題に。MCの杉谷さんから「パテレ名誉アンバサダー」への昇格がサプライズ発表されると、外崎選手は「杉谷さんにそんな権限があるんですか?(笑)」と驚きながらも笑顔を見せた。
さらに、来場者を対象とした抽選会も実施し、当選した6名に出演現役選手と五十嵐さんの直筆サイン入りボールがプレゼントされた。
大盛況のなか、杉谷さんの「また来年もお会いしましょう!」の言葉で幕を閉じた「パーソル パ・リーグTV パテレアワード2024」は、12月27日(金)20時からアーカイブ動画が配信される。来季はどのようなプレーが生まれ、どのようなシーンがノミネートされるのか。早くも楽しみで仕方がない。
取材・文 高橋優奈
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