技巧派左腕対決を制するのは犬鷲か獅子か。波に乗る夏男が攻略のカギを握る。

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2018.8.12(日) 09:32

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM

8月12日、楽天生命パークで行われる東北楽天と埼玉西武の3連戦最終戦。3本塁打で初戦をものにした埼玉西武は、11日の試合でも打線が機能し10得点。投手陣も3投手のリレーで9つのゼロを並べ、この3連戦の勝ち越しを決めた。本拠地での3連敗は避けたい東北楽天に対し、勝って本拠地での6連戦に臨みたい埼玉西武。互いに譲れない第3戦の見どころを紹介していく。


【今季対戦成績】
東北楽天→5勝14敗、埼玉西武→14勝5敗

【東北楽天】辛島投手 16試合、4勝8敗 82.2回、67奪三振、37失点 防御率3.81
【埼玉西武】榎田投手 15試合、8勝2敗 80.2回、62奪三振、34失点 防御率3.35

東北楽天の先発・辛島投手は6、7月は未勝利で白星から遠ざかっていたものの、8月初戦となった前回登板で6回1失点と好投。5月25日以来となる今季4勝目を挙げている。直近の埼玉西武との対戦では、7月22日の登板で6回途中2失点と力投。勝ち投手の権利を得ながら、救援陣がつかまり白星を逃している。雪辱を期すこの試合、より長いイニングを投げて勝利をつかみ取りたい。

援護したい打線からは、島内選手に期待がかかる。11日の試合でも安打を放っている島内選手は今季、埼玉西武戦では3割を超える打率を記録しており、3本塁打、9打点も球団別で最多と相性が良い。7試合連続安打を記録するなど好調のバットマンは、好相性の埼玉西武を相手に安打を積み重ねていきたいところだ。

対する埼玉西武は榎田投手が先発のマウンドに上がる。ここまで自己最多の8勝を挙げている左腕は、前回登板で5回を投げ自責点は3と試合を作って白星を手にしている。6月下旬から、チームは榎田投手の先発した試合で6連勝中。同一カード3連勝を狙うこの試合でも、白星を呼び込む左腕の投球に期待がかかる。

中村選手がパ・リーグ記録となる6試合連続本塁打を放って注目を集めた中、着々とペースを上げているのが現在パ・リーグの本塁打ランキングトップの山川選手だ。11日には31号本塁打を放ち、現在7試合連続安打、3試合連続本塁打と夏場に入り絶好調。昨季も8月に9本塁打を放つなど、夏場は得意にしている。12日も量産体制に入った主砲の活躍に注目だ。

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