8月10日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテのカード初戦は、2対1でオリックスが勝利。オリックス先発の西投手が復調を感じさせる好投を見せ、手に汗握る接戦をものにした。
試合は最後まで緊迫した接戦だった。オリックスは2回裏、相手の守備のミスもあってゴロの間に先制すると、5回裏には好調の宮崎選手が適時二塁打を放ち、2対0とリードを広げる。
その後はオリックスの先発・西投手と、千葉ロッテの先発・二木投手がともに相手打線を抑え込んでいき、静かに投手戦が繰り広げられる。試合は2対0とオリックス2点リードのまま終盤に突入。力投の二木投手を援護したい千葉ロッテは、7回表に代打・福浦選手の適時打で1点を返すが、それ以上の反撃は叶わず。
西投手は7回1失点の好投を演じてマウンドを降り、8回表、その後を受けた山本投手が千葉ロッテのクリーンナップを3者凡退に抑え、守護神の増井投手が最終回を3人で締めくくってゲームセット。オリックスと千葉ロッテのカード初戦は、2対1でオリックスが勝利を収めた。
接戦を制したオリックス先発・西投手は7回1失点、116球の熱投で今季6勝目をマーク。自身4連敗中と苦しい投球が続いていたが、不振からの脱却を印象付ける投球内容を披露した。打線は3安打2得点と元気がなかったが、投手陣の鉄壁リレーでリードを守り抜いた。
敗れた千葉ロッテは先発の二木投手が115球、2失点完投と素晴らしいピッチングを見せたが、味方のミスに足を引っ張られる不運な場面もあり、またしても好投が白星に結び付かず。打線は相手チームを上回る6安打を放ちながら、わずか1得点。チャンスで決め手を欠き、3連敗を喫した。
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