対照的なチーム状態の両軍。勢いか、連敗ストップへの意地が勝るか

パ・リーグ インサイト

2018.8.3(金) 09:32

千葉ロッテマリーンズ・中村奨吾選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・中村奨吾選手(C)PLM

8月3日、楽天生命パーク宮城で行われる東北楽天と千葉ロッテの一戦。東北楽天は2日の試合で9回2死から鮮やかな逆転勝利を収め、オリックスを相手に同一カード3連勝を飾っている。対する千葉ロッテは1日の試合で6点差をひっくり返される痛恨の逆転負けを喫し、現在4連敗中と苦しい戦いが続いている。対照的なチーム状態となっている両チームが相対する、3日の試合の見どころを確認していきたい。

【今季対戦成績】
東北楽天→5勝6敗、千葉ロッテ→6勝5敗

【東北楽天】塩見投手 7試合、2勝1敗 42.1回、35奪三振、20失点 防御率3.61
【千葉ロッテ】二木投手 6試合、2勝2敗 34.2回、35奪三振、15失点 防御率3.38

東北楽天の先発は塩見投手だ。6月末に一軍に復帰して以降は3試合で24イニングを投げて失点はわずか4と安定した投球を見せていたが、7月27日の福岡ソフトバンク戦では5回途中5失点(自責点3)と試合を作れなかった。29歳の左腕は今季初対戦となる千葉ロッテを相手に好投を見せ、再び上昇気流へと乗っていけるだろうか。

打線では銀次選手が2日の試合で2安打を放ち、7月末から続く好調を今なお持続させている。開幕から不振にあえいでいたヒットメーカーの復調が、チーム全体の躍進に一役買っているのは間違いないところ。頼れる5番打者は3日の試合でもシュアなバッティングを披露し、好調のチームにさらなる勢いをつけていくことができるか。

対する千葉ロッテの先発は二木投手だ。前回登板となった7月26日の福岡ソフトバンク戦では7.2回を投げて12奪三振、1失点の快投を演じたが、勝利まであと1人のところからリリーフが打たれて4月末以来の白星は挙げられず。一軍に復帰してからは2試合続けてQSを達成している右腕が3度目の正直で久々の勝利を手にできるだろうか。

千葉ロッテ打線では、1日の試合で中村選手が本塁打、三塁打、二塁打と3本の長打連発。第5打席で単打を放てば”逆ナチュラル”のサイクル安打となっていたほどの大活躍を見せた。チームは大逆転負けを喫したが、開幕から3番に定着している中軸の復調は不振に苦しむチームにとっても明るい材料。連敗脱出に向けて、背番号「8」には2試合連続でチームをけん引するような活躍を見せてほしいところだ。

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