8月3日に福岡ヤフオクドームで行われる、福岡ソフトバンクとオリックスのカード初戦。福岡ソフトバンクは2日の試合で投手陣が計10点を奪われて大敗し、首位・埼玉西武を相手にカード勝ち越しを逃す結果となっている。対するオリックスは同日の試合で9回2死から痛恨の逆転負けを喫し、ここ12試合で1勝11敗という長いトンネルから抜け出すことができないままだ。Aクラス入りに向けてなんとか復調のきっかけをつかんでいきたい両チームが激突する、3日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→7勝5敗、オリックス→5勝7敗
【福岡ソフトバンク】バンデンハーク投手 16試合、6勝7敗 94.1回、88奪三振、54失点 防御率4.96
【オリックス】西投手 16試合、5勝9敗 105.1回、77奪三振、45失点 防御率3.84
福岡ソフトバンクの先発はバンデンハーク投手だ。7月27日の東北楽天戦では4.2回を投げて5失点と試合を作れず、3回で6失点KOされた7月20日の北海道日本ハム戦に続く背信の投球に。今季は調子の波が激しいが、来日4年目の助っ人右腕は正念場の一戦で復調のきっかけをつかむような投球を披露できるか。
打線では2日の試合で4番のデスパイネ選手が2安打1打点と奮闘し、大敗を喫したチームで気を吐いた。連続試合安打を4に伸ばしている主砲は、ここから本来の打撃を取り戻し、シーズン終盤に向けてチームを上昇気流へと乗せていけるだろうか。
対するオリックスの先発は西投手。前回登板となった7月27日の北海道日本ハム戦では今季ワーストとなる8失点を喫し、今季9敗目となってしまった。7月は3戦3敗と苦しんだ右腕にとっては、月が変わって心機一転といきたいところ。7月とは対照的に、3試合の登板で3連勝を飾った6月のような投球を取り戻せるかに注目したいところだ。
打線では白崎選手に注目だ。2日の試合では満塁の場面で先制の2点適時打を放ち、守備でも難しいサードゴロを巧みな処理でアウトにして持ち味を発揮。スタメン定着に向け、大きなアピールに成功した。シーズン途中のトレードながら背番号「2」を与えられたことからも期待の大きさが伺える新戦力は、2日連続で活躍を見せて自らの存在価値を改めて証明できるだろうか。
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