千葉ロッテマリーンズドキュメンタリー映画『MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。』が12月29日(金)に公開される。
19日(火)には、ユナイテッド・シネマ幕張にて完成披露試写会が行われ、藤岡裕大選手、小島和哉投手、種市篤暉投手がトークイベントに参加。登壇前の3選手に、映画の見どころとファンへのメッセージを、パーソル パ・リーグTVのカメラの前で語ってもらった。
映画で一番印象に残っているシーンとして藤岡選手が挙げたのは、2023 パーソル CS パ ファーストステージ突破へつなげた“あの一発”だった。
「みんなの思いが乗った一打だったと思いますし、ファンの方にも喜んでもらえました。映像で見直しても良かったなと思いますね。あらためて見て興奮しました」
2023年2月の春季キャンプからカメラが密着し、本作品にはマリーンズの1年間が収められている。種市投手は「普段、ファンの方が見られない選手の裏側がたくさん映っています」と紹介。
「あとは、小島さんが“メイ言”をたくさん言っているので、ぜひそこに注目していただきたいなと思います! (“メイ言”というのは?)『迷う』の方の『迷』です(笑)」
作中で“迷言”を発しているという小島投手だが、「作品は冒頭の数分見たんですけど、あとは正直見ていないです」と、まだ映画の全貌を把握していないようだ。「公開日に映画館でしっかり見たい」とのことで、どのように編集されているのかも楽しみにしているという。
インタビューの最後には、この映画を通してファンに届けたいことを教えてもらった。
藤岡選手「今回の映画には、選手一人ひとりの1試合にかける気持ちが映っています。選手がこれだけ日頃から準備して、その一戦に挑んでいるということを見てもらって、球場でたくさん応援してほしいなと思います」
種市投手「映画を見てもっとマリーンズを好きになってもらって、来年もたくさん応援していただけたらなと思います」
小島投手「選手各々の立場や仕事があって、ぼく自身も先発なので、中継ぎがブルペンや裏でどういう準備をしているのかは実際見たことがないですし、試合前の野手がどういう準備をしているのかもわからないところがあります。
まだ僕は(映画を)見ていないのでそういう部分も楽しみですし、みなさんにも『打った・打たない』とか『抑えた・打たれた』だけではなくて、選手がどういう思いで試合に臨んでいるのかを知っていただけたら、もっと応援したくなるんじゃないかなと思います」
もし来年も映画が制作されるとしたら……?
インタビュー後のトークイベントでは、映画制作を知ったときの心境、撮影中のエピソードなどについて話した3選手。勝てば2位、負ければ4位という状況でシーズン最終戦に先発した小島投手は、映画の内容を左右してしまうことのプレッシャーも感じていたと明かした。
もし、来年もドキュメンタリー映画が制作されるとしたら、どんなシーンを撮影してほしいか聞かれると、種市投手は「(ティザー動画で)公開されているんですけど、益田(直也)さんのドライブシーンがすごくかっこいいなと思ったので、ぼくも撮ってほしいと思います」と笑顔でリクエスト。
藤岡選手は「ファンの方がどういうところを見たいのか気になりますけど……」と切り出し、「モーニングルーティンとかですか?」と提案。会場のファンからは賛同の拍手が送られた。
試合の裏に隠された選手の思いや葛藤、チームスタッフの奮闘、ファンの声援…… ぜひとも劇場で臨場感を味わいながらご覧いただきたい。
information
■公開日
12月29日(金)
※旭サンモールシネマは1月19日(金)、ユナイテッド・シネマ PARCO CITY 浦添は2月2日(金)
■チケット価格
2,200円(税込)
■上映劇場
全28カ所で上映。一覧は球団公式サイトから。
取材・文 高橋優奈
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