【試合戦評】楽天が20安打を放ち埼玉西武を圧倒。美馬投手は8回2失点の好投で4勝目

パ・リーグ インサイト

2017.5.6(土) 00:00

昨日はエース・菊池投手の好投で快勝した埼玉西武が連敗を3で止めた。今季安定した投球を続ける野上投手をしっかりと打線が援護し再び貯金を築けるか。一方の楽天は昨日は打線が3安打に抑え込まれて本来の力を発揮できず。今季2度目の連敗を避けるためにも、大幅に組み替えた打線の奮起に期待がかかる。

初回、1死から2番・ペゲーロ選手の二塁打を口火に四球を挟んで5連打と楽天打線がいきなり爆発。島内選手の適時二塁打に始まり、聖澤選手の適時二塁打、さらに「みんなに続こうと、積極的に」という岡島選手が適時三塁打で猛攻を締めくくって、楽天が一気に5点を先制する。大きな援護をもらった先発・美馬投手は、前日13安打を放った埼玉西武打線を3者凡退に打ち取り、上々の立ち上がりを見せる。

埼玉西武は1、2回と3者凡退に抑えられ、迎えた3回裏。1死から外崎選手の2号ソロで1点を返したものの、楽天が4点のリードを保って試合は中盤の攻防に突入する。

美馬投手はストライク先行の投球で、3回の3アウト目から8者連続で凡退に切って取るなど安定した投球を披露する。それに応えるかのように打線は6回表、3イニングス目に入ったガルセス投手から2死3塁の好機を作ると、2試合ぶりにスタメン復帰した1番・茂木選手が適時打を放ち楽天が貴重な追加点を加える。

7回表も連打から2死1,3塁の好機を作ると足立選手の適時二塁打でさらに2点を追加。続く8回には島内選手が4月26日以来の4号2ランを放ち、チームとしてこちらも4月26日以来となる2桁得点を記録。先制、中押し、ダメ押しと効率の良い攻撃で楽天が埼玉西武を相手に圧勝した。

楽天が今季最多の20安打を放って前日の鬱憤を晴らし、連敗を回避。先発の美馬投手は8回を投げ、2失点の好投で負けなしの4勝目を挙げた。一方の埼玉西武は投手陣が総崩れし、大量失点で再び借金生活となってしまった。昨日と打って変わって楽天が圧勝し1勝1敗となったこのカード。明日は楽天・岸投手が今季初めて古巣・埼玉西武と相対する。対して埼玉西武は移籍後負けなしのウルフ投手が先発。締まった好ゲームに期待したい。

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