「一人一人の打者をしっかり抑えて、練習でやっていることを試合で出せるようになった結果がいい状態になっている。この調子を維持していきたいです」。
ドラフト6位ルーキーの永野将司投手は、二軍戦初登板となった5月20日の横浜DeNA戦から9試合連続無失点の投球を続けている。6月10日の楽天との二軍戦では、雨が激しく降る中、9回からの1イニングを3者三振に抑えた。今日行われた北海道日本ハム戦においては、9回裏の1死1,2塁というピンチの場面で登板したものの、清宮選手から空振り三振を奪うなど、2奪三振で見事火消しに成功した。
ドラフト6位ではあるが即戦力左腕として、オープン戦では一軍のマウンドに上がった。しかし、オープン戦初登板となった3月6日の巨人戦で、陽岱鋼選手、岡本和真選手に被弾。同月14日のオリックス戦でも、宗佑磨選手に本塁打を打たれるなど、オープン戦は2試合に登板して、5失点、防御率45.00とアピールすることができなかった。
オープン戦で苦しんだ永野投手だが「今の方がスピードは出ていますし、全体的にバランスが良いのではないかと思います」と話し、「春先に比べて真っすぐでファウルを取れていることが、良いのかなと思います」と充実した表情で現状について教えてくれた。
投球フォームも「オープン戦の時は、いくぞいくぞという感じでストレートを投げていましたが、今はクイックで投げて、刺すような真っすぐを投げるようにしています」と説明。
一軍のリリーフは現在、成田翔投手が12日に昇格したが、常時一軍でプレーしている左腕は松永昂大投手のみと手薄だ。「この世界は結果が全てなので、0で抑えていきたい」。一軍昇格するため、今後も無失点投球を目指す。
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