9月23日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第21回戦は、6対3で千葉ロッテが勝利した。

　千葉ロッテの先発は本前郁也投手。2回裏に1死満塁のピンチを招くが、甲斐拓也選手と三森大貴選手を打ち取り、無失点で切り抜ける。すると打線は4回表、2死1塁から安田尚憲選手が9号2ランを放ち、先制に成功した。

　先制点をもらった本前投手は、4回裏にデスパイネ選手の12号ソロで1点を返される。5回裏もマウンドに上がったが、安打と四球でピンチを招き1死1、2塁となったところで降板。ここで登板した岩下大輝投手は後続を打ち取り、1点リードで試合は後半へ。

　6回裏からは西野勇士投手が登板。先頭の柳町達選手に二塁打を打たれて出塁を許すが、強気な投球でリードを守る。しかし、7回裏に登板した東條大樹投手が柳田悠岐選手に22号2ランを打たれて試合をひっくり返された。

　1点ビハインドで迎えた9回表、福岡ソフトバンクの守護神・モイネロ投手から中村奨吾選手が12号ソロを放って試合を振り出しに戻す。9回裏はオスナ投手が3者凡退に抑えて試合は延長戦に突入した。

　迎えた10回表、四球と安打で1死1、2塁の好機をつくると、高部瑛斗選手が2点適時三塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに角中勝也選手の内野フライで高部選手がタッチアップして生還し、スコアは6対3となった。10回裏もオスナ投手が続投。福岡ソフトバンクの反撃を許さず、無失点に抑えて試合終了。

　勝利した千葉ロッテは、9回表に中村奨選手の本塁打で同点に追い付くと、10回表に高部選手の決勝打で試合を制した。一方の福岡ソフトバンクは、柳田選手の2ランで一時逆転したが、12安打3得点とチャンスを生かせず。リリーフ陣も粘れなかった。

　 １２３４５６７８９10 計
ロ ０００２００００１３ ６
ソ ０００１００２０００ ３

ロ 本前郁也-岩下大輝-西野勇士-東條大樹-小野郁-○オスナ
ソ 和田毅-甲斐野央-津森宥紀-藤井皓哉-モイネロ-●松本裕樹-嘉弥真新也

文・木村圭

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