【Monday パ】過去5年の交流戦を動画とともに振り返る! 〜May. 5th week〜

パ・リーグ インサイト

2022.5.30(月) 18:30

栗山巧選手(左)と牧原大成選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV
栗山巧選手(左)と牧原大成選手(右)(C)パーソル パ・リーグTV

「Monday パ」では、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信しています。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。

第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編!

 5月第5月曜日の今日は、番外編。現在は「日本生命セ・パ交流戦2022」が行われているため、過去5回の交流戦を動画で振り返ります。(以下所属チーム名は当時、成績は5月29日時点)

2016年:大谷翔平が見せる二刀流の原点!

パ 60勝(1分)47勝 セ
最優秀選手賞(MVP):城所龍磨選手(福岡ソフトバンク)
日本生命賞(パ・リーグ):大谷翔平選手(北海道日本ハム)
日本生命賞(セ・リーグ):鈴木誠也選手(広島東洋カープ)

「日本生命セ・パ交流戦 2016」では、当時福岡ソフトバンクの城所龍磨選手が輝いた。交流戦期間中には53打数22安打5本塁打で打率.415を記録し、首位打者も獲得。またこの年は、大谷翔平選手(現・エンゼルス)が自身初の20本塁打以上、打率3割超え、2桁勝利と“二刀流”を本格的に体現したシーズンでもある。大谷選手は交流戦で3勝を挙げ、期間中トップの防御率0.38を記録。パの日本生命賞を受賞している。

2017年:柳田悠岐が2度目のMVP受賞!

パ 56勝(1分)51勝 セ
最優秀選手賞(MVP):柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)
日本生命賞(パ・リーグ):松本剛選手(北海道日本ハムファイターズ)
日本生命賞(セ・リーグ):丸佳浩選手(読売ジャイアンツ)

 福岡ソフトバンクが交流戦3連覇を達成した「日本生命セ・パ交流戦 2017」では、柳田悠岐選手がMVPを受賞。交流戦期間中は打率.338を記録すると、23打点は12球団トップの成績に。交流戦史上初の2度目の最優秀選手賞をつかんだ。また、松本剛選手は交流戦打率2位の好成績を残し飛躍の年となったが、以降数年は低迷。一方で今季はここまで、リーグトップの打率.383を記録している。再び花を咲かせられるか注目だ。

2018年:交流戦での活躍を機に吉田正尚が大躍進!

パ 59勝(1分)48勝 セ
最優秀選手賞(MVP):吉田正尚選手(オリックス)
日本生命賞(パ・リーグ):石川歩投手(千葉ロッテ)
日本生命賞(セ・リーグ):石山泰稚投手(東京ヤクルト)

 優勝は東京ヤクルトだったものの、パ・リーグが大きく勝ち越した「日本生命セ・パ交流戦 2018」では、オリックスがパの最高勝率をマークした。中でも、吉田正尚選手は4割に迫る打率.397を記録し、勝利に貢献。この年自身初めてとなる全143試合に出場し、シーズン打率も.321とするなど、飛躍の1年となった。

2019年:語り継がれる鈴木大地が起こした大逆転劇!

パ 58勝(4分)46勝 セ
最優秀選手賞(MVP):松田宣浩選手(福岡ソフトバンク)
日本生命賞(パ・リーグ):鈴木大地選手(千葉ロッテ)
日本生命賞(セ・リーグ):柳裕也投手(中日)

「日本生命セ・パ交流戦 2019」では、松田宣浩選手の活躍もあり福岡ソフトバンクが優勝。同年には3年連続の日本一も達成している。また、日本生命賞を受賞した鈴木大地選手は、6月16日の中日戦で最終回に本塁打とサヨナラ打を放ち、5点差を大逆転するドラマの立役者に。交流戦の名シーンとして今なお語り継がれる。

2021年:交流戦の快進撃を機に、オリックスが25年ぶりのリーグ優勝!

パ 48勝(11分)49勝 セ
最優秀選手賞(MVP):山本由伸投手(オリックス)
日本生命賞(パ・リーグ):伊藤大海投手(北海道日本ハム)
日本生命賞(セ・リーグ):ビシエド選手(中日)

 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった「日本生命セ・パ交流戦 2021」では、パ・リーグが12年ぶりにセ・リーグに勝ち越しを許した。一方、交流戦前まで下位に沈んでいたオリックスは、MVPも受賞した山本由伸投手の活躍もあり躍進。ここで優勝を果たすと勢いに乗り、25年ぶりのリーグ優勝まで一気に駆け上がった。

2022年:7年ぶりの6試合全勝もあり、パがわずかに勝ち越し

パ 19勝(0分)17勝 セ

 今季の「日本生命セ・パ交流戦 2022」では、29日にパ・リーグ6球団が7年ぶりとなる6球団全勝を果たすなど、今のところパ・リーグがわずかに勝ち越している。打っては、ここまで“ジョーカー”こと牧原大成選手が打率.526の大活躍。埼玉西武と福岡ソフトバンクが東京ヤクルトと並んで、勝率1位につけている(4勝2敗)。

今週のパ・リーグ見どころ

 交流戦が始まり、2カードが終了した。栗山巧選手の代打サヨナラ弾など、埼玉西武が2カード連続の勝ち越しで3位に浮上。福岡ソフトバンクも前カード3連勝で、首位・東北楽天とのゲーム差を「0.5」まで縮めている。

 一方、ここ数年交流戦で強さを発揮しているオリックスは2カード連続の負け越しスタート。また千葉ロッテ、北海道日本ハムは3勝3敗とここまで五分の成績を残している。北海道日本ハム・北山亘基投手の熱投など、名シーンがまだまだ生まれそうな予感だ。

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文・小野寺穂高

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