谷口雄也(たにぐち・ゆうや)/外野手
#4/1992年6月1日生まれ
182cm・91kg/右投左打
愛知工大名電高から2010年のドラフト5位で北海道日本ハムに入団。ルーキーイヤーからファームで100試合に出場し、2012年にはフレッシュオールスターに選出。同期入団で同じ高卒の西川遥輝選手とともにスター候補生として期待をかけられていた。
2012年に一軍初出場を果たすと、プロ4年目の2014年には72試合出場。翌2015年は岡大海選手がブレイクしたため、谷口選手の出場は48試合にとどまったが、プロ6年目の2016年にいよいよ開花する。プロ入り最多83試合出場、最多の49安打、盗塁も7個と走力もアピール。この年、チームはリーグ優勝・日本一に輝いているが、谷口選手も日本シリーズ出場という貴重な経験を得ている。
ところが、2017年3月に右膝前十字靭帯の損傷で手術を行い、試合復帰まで7か月の見込みと発表され、シーズンをリハビリに費やした。翌年はファームで67試合出場、打率.298。シーズン終盤の9月には一軍昇格も果たし、完全復活への足がかりを作った。球団も谷口選手の奮起を後押しするように、この年のオフ背番号を64から4に変更することを発表した。
2019年は、5月11日に一軍で手術後初安打を記録。翌日の試合では3年ぶりのホームランを札幌ドームのライトスタンド中段までかっ飛ばした。7月以降は一軍に定着し、7月31日には勝ち越しの適時二塁打を放つ活躍。お立ち台にも登壇し「やっと貢献できた」と充実感をにじませた。しかし2020年はファームで34試合に出場し打率.359と好成績をマークも、一軍では7試合の出場にとどまった。レギュラー奪取へ、苦労を乗り越えた「かわいすぎるスラッガー」が勝負の年を迎える。
【2020年一軍成績】
7試合 9打席2安打0本塁打1打点 打率.222 出塁率.222 OPS.556
文・菊地綾子
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