9月2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと埼玉西武の第13回戦は、4対2で埼玉西武が勝利。先発の内海投手が5回無失点の好投で移籍後初勝利を挙げた。
序盤は、両先発左腕の好投で試合が進む。2018年8月21日以来約2年ぶりの勝利を目指す埼玉西武先発・内海哲也投手、千葉ロッテ先発・小島和哉投手ともに丁寧に低めを突く投球で付け入る隙を与えず、4回まで両チーム無安打の状況が続いた。
5回表、埼玉西武は小島投手から8番・柘植世那選手に初安打が生まれる。その後のチャンスは左翼手・菅野剛士選手の好返球に阻まれ、得点とはならず。内海投手も初安打を許しピンチを迎えたが、無失点で抑え、0対0で試合を折り返した。
試合が動いたのは6回表。埼玉西武は、3番・外崎修汰選手が意表を突いたセーフティバントで出塁すると、4番・山川穂高選手の打席で盗塁を決め、1死2塁に。さらに1死1、2塁として5番・メヒア選手の右飛で外崎選手がタッチアップ。これが悪送球を誘い、一気にホームを陥れた。外崎選手の「足」から、埼玉西武が待望の先制点を挙げる。続く7回表には、木村文紀選手がバックスクリーンへ第4号ソロを放ち、スコアは2対0に。
内海投手は5回6奪三振無失点の内容でマウンドを降りると、埼玉西武は継投策へ。6回裏を森脇亮介投手が0で抑えると、7回裏は平良海馬投手がマウンドに。押し出しを含む3つの四球で1点を失うも、宮川哲投手が後続を切って取り、なんとかリードを死守。すると8回表には、2つの押し出しで2点を挙げ、埼玉西武は4対1とリードを広げた。
3点リードの9回裏には守護神・増田達至投手が登板。内野ゴロの間に1点を失うも、最後は鳥谷敬選手を空振り三振に打ち取り試合終了。埼玉西武が4対2で4連勝を飾った。
勝利した埼玉西武は、先発の内海投手が5回75球2安打6奪三振無失点の好投で移籍後初勝利をマーク。内海投手らしい、低めに集めて打たせて取る投球で的を絞らせなかった。試合後、内海投手は「初回、2回と先頭打者を四球で出してしまいましたが、全体的に粘り強く投げることができました。柘植とはファームで何度もバッテリーを組んでいたので、自分のいいところを引き出してうまくリードしてくれました」とルーキーの柘植選手をねぎらった。一方敗れた千葉ロッテは、打線が最終回に粘りを見せたが、あと一本が出なかった。
123456789 計
西 000001120 4
ロ 000000101 2
西 ○内海哲也-森脇亮介-平良海馬-宮川哲-ギャレット-S増田達至
ロ ●小島和哉-東妻勇輔-小野郁-東條大樹
文・岩井惇
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