8月25日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクとオリックスの第13回戦は、4対0で福岡ソフトバンクが勝利。先発の千賀滉大投手が7回2安打5四球9奪三振無失点の好投で5勝目をマークした。
千賀投手と山本由伸投手の主戦投手の投げ合いとなったこの試合は、両チームとも走者を出すもののあと一本が出ず、4回までスコアボードに0が並んだ。
試合が動いたのは5回裏。1死3塁のチャンスを作ると柳田悠岐選手が犠飛を放ち、福岡ソフトバンクが1点を先制。なおも続く好調のグラシアル選手が、「久しぶりのホームランでとても気持ち良かったしうれしい」と、今季第1号となるソロ本塁打を左中間スタンドにたたき込み、遂に山本投手をとらえる。
援護をもらった千賀投手は、6回までオリックス打線に2塁を踏ませない圧巻の投球を見せ、付け入る隙を与えない。7回表には制球が乱れ、3四球で2死満塁のピンチを背負ったが、8番・ロドリゲス選手に対し、3球連続フォークボールを投じて三振に打ち取り、反撃を許さなかった。
福岡ソフトバンクは8回表をモイネロ投手が3人で抑えると、8回裏には6番・川瀬晃選手がダメ押しとなる2点適時打を放ち、点差は4点に。9回表は嘉弥真新也投手が無失点で締め、試合終了。盤石の投手リレーでリードを守りきり、福岡ソフトバンクがカード初戦をとった。
福岡ソフトバンクは3連勝で貯金を「9」とし、首位をガッチリキープ。一方敗れたオリックスは、山本投手が日本人最長記録を更新する25イニング連続奪三振を記録するなど、6回4安打5四球6奪三振2失点の粘投を見せたが、打線が散発2安打と援護できず。連勝は「3」でストップした。
123456789 計
オ 000000000 0
ソ 00002002X 4
オ ●山本由伸-村西良太
ソ ○千賀滉大-モイネロ-嘉弥真新也
文・小野寺穂高
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