8月30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対オリックスのカード初戦は、10対4でオリックスが逆転勝利。敗れた千葉ロッテは一夜でBクラスに逆戻りした。
前夜にAクラス浮上を果たした千葉ロッテが初回から攻めた。オリックス先発・山岡泰輔投手から、先頭の荻野貴司選手が三塁打を放つと、続く鈴木大地選手の内野ゴロの間に生還し、先制点を奪う。さらに2回裏には三木亮選手に適時二塁打が飛び出し、序盤から2点リードを握った。
3回表、千葉ロッテは先発の西野勇士投手が2四球でピンチを招き、吉田正尚選手の犠飛とロメロ選手のタイムリーを浴びて同点に追い付かれるが、すぐに巻き返す。4回裏、井上晴哉選手と角中選手が連打で出塁すると、三木選手が2打席連続のタイムリー放って勝ち越し。さらに、田村龍弘選手もタイムリーで続き、4対2とリードを広げた。
しかし、3回以降安打が出なかったオリックス打線が、7回表から反撃開始。まずは先頭の小島脩平選手がライトスタンドに第4号ソロを叩き込み、3対4と1点差に詰め寄る。そして8回表には、先頭のロメロ選手、モヤ選手が連打でつなぐと、小島選手が同点のタイムリーヒット。さらに続く宗佑磨選手の犠飛で勝ち越し、若月健矢選手のタイムリー内野安打で追加点を挙げ、6対4と試合をひっくり返した。
9回表には、小島選手、安達了一選手、若月選手の適時打でダメ押しの4点を加えたオリックス。6点リードで迎えた最終回のマウンドにはディクソン投手が上がり、危なげなく3者凡退に抑えてゲームセット。試合は、10対4でオリックスが勝利した。
勝利したオリックスは序盤からリードを許すものの、終盤に打線がつながり、2桁得点。投手陣も4回以降は無失点に抑えた。一方、前夜に粘り勝ちを収めた千葉ロッテは、9安打4得点と打線がつながらず。中継ぎ陣もオリックス打線につかまり、逆転負けを喫した。
文・須之内海
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