残すはセ・リーグ覇者のみ。楽天・岸投手は今年こそ12球団勝利達成なるか?

パ・リーグ インサイト

2018.3.16(金) 17:31

東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・岸孝之投手(C)パーソル パ・リーグTV

12球団勝利に期待

楽天の岸孝之投手には今季、「12球団勝利」達成の期待がかかっている。

交流戦の導入などもあって達成しやすい環境にあるものの、過去に17人しか成し遂げていない記録(工藤公康投手、杉内俊哉投手、寺原隼人投手は13球団勝利)。直近では2014年の横浜DeNAの林昌範投手が、最後の達成者となっている。

ではここで、「12球団勝利」を目指す岸投手の球団別勝ち星を見てみよう。

20勝→オリックス
19勝→北海道日本ハム
19勝→千葉ロッテ
18勝→福岡ソフトバンク
15勝→楽天
6勝→中日
5勝→東京ヤクルト
3勝→巨人
2勝→埼玉西武
2勝→阪神
2勝→横浜DeNA
0勝→広島

球団別では17年を除き、プロ入りした1年目の07年から10年連続で白星を挙げたオリックスが最多の20勝。北海道日本ハム、千葉ロッテの19勝、福岡ソフトバンクの18勝と続いていく。

昨季から所属する楽天にも15勝をマークし、プロ入りから10年間所属した埼玉西武からも昨年2勝を挙げた。

対戦が少ないセ・リーグチームに対しては、中日に6勝、東京ヤクルトに5勝、巨人に3勝、阪神と横浜DeNAから2勝。広島から勝利を挙げれば、「12球団勝利」達成となる。

広島戦は通算0勝7敗

岸投手は広島戦通算10試合に登板しているが、0勝7敗、防御率4.87と相性が悪い。

ただ2年ぶりの対戦となった昨年6月11日の登板では、7回を投げて6安打2失点に抑えた。4番の鈴木誠也選手に一発を浴びたものの、エルドレッド選手からは3打席連続三振を奪っている。

【広島戦通算成績】
08年6月14日●3回1/3、自責6(西武ドーム)
09年5月25日●6回、自責3(マツダスタジアム)
09年6月14日6回2/3、自責1(西武ドーム)
10年5月24日●6回、自責3(マツダスタジアム)
10年6月13日●5回、自責4(西武ドーム)
12年5月30日●6回、自責2(マツダスタジアム)
12年6月17日●5回1/3、自責5(西武ドーム)
13年6月8日●7回、自責1(マツダスタジアム)
15年6月11日5回、自責4(西武プリンスドーム)
17年6月11日7回、自責2(Koboパーク宮城)

今季楽天は、6月8日(金)から敵地・マツダスタジアムで広島と3連戦を行う。このどこかで登板し、白星を挙げることができるか注目だ。

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