5月12日、札幌ドームで行われた北海道日本ハム対埼玉西武の第9回戦は、6対3で埼玉西武が勝利。主砲・山川穂高選手が日本人選手最速で通算100号を放ち、チームの連敗は5でストップした。
連敗中の埼玉西武が序盤から攻めた。1回表、2死1,3塁の場面、北海道日本ハムの先発・バーベイト投手の暴投により3塁走者が生還し、1点の先制に成功する。
3回表には、無死2塁から2番・源田壮亮選手のタイムリーツーベースで1点を追加すると、さらに4番・山川穂高選手がレフト最上段に飛び込む特大の一発。パ本塁打ランキング単独トップに躍り出る14号かつプロ通算100号のメモリアルアーチで2点を追加し、4点のリードを握る。
援護をもらった埼玉西武の先発・十亀剣投手は、「今日はテンポ良く、ストライク先行でいくピッチングをしようと心がけました」という言葉通り、4回まで2安打無失点と、好調の北海道日本ハム打線を抑える。この投球のリズムに乗り、打線も5回表、6番・中村剛也選手のタイムリーで1点を追加。リードを5点に広げる。
反撃に出たい北海道日本ハムは5回裏、7番・谷口雄也選手の内野ゴロの間に1点を返したものの、埼玉西武打線を止められず。7回表、山川選手が再びレフトスタンドに本日2本目のホームランを放ち、リードを再び5点とした。
しかし、直後の7回裏、北海道日本ハムが意地を見せる。1死1塁で谷口選手が内角の球をうまくさばき、3年ぶりのホームラン。この2ランを十亀投手は「最後(交代前)、攻めが甘くなってしまいました」と振り返った。
3点差で迎えた9回裏は、埼玉西武・ヒース投手がマウンドに上がり、無失点で試合終了。北海道日本ハムと埼玉西武の第9回戦は、6対3で埼玉西武が勝利した。主砲・山川選手が2本のアーチを描くと、先発の十亀投手も7回途中3失点と試合を作り今季初勝利、連敗は5でストップした。
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文・丹羽海凪
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