今季初のホーム登板に「ファンの声が聞こえてありがたかった」
■福岡ソフトバンク 5-2 北海道日本ハム(11日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクの武田翔太投手が11日、本拠地で行われた北海道日本ハム戦に先発し、6回2/3、7安打2失点(自責1)にまとめ今季2勝目を挙げた。
武田は初回から2つの四球を出しながらも無失点の立ち上がり。いきなり32球を要したことを「慎重に行き過ぎました」と反省。それでも「感覚は良かったし、ボールも問題なかった」と慌てることはなかった。試合後の工藤公康監督も「最初から球の走りは良かったと思いますよ」と称える程だった。
「今日はあまり空振りするバッターがいなかった」と三振よりも内野ゴロを打たせることを意識。走者なしでもクイックを取り入れて打者のタイミングをずらしていった。「クイックも1つの武器になると思います。球種と合わせていけば効果は2倍になりますし、今日はそれで結構、助かったところもあります」と振り返った。
今季ホームでの初登板で勝利を手にし「今日に関してはコントロールを乱した時にだいぶファンの声が聞こえてありがたかったです」と声援をくれたファンに感謝。さらに「(甲斐)拓也のリードも良かったし、守備にも助けられました」と、チームメートに感謝していた。
開幕2連勝と最高のスタートを切ったが「次は8回、9回と投げられるようにしていきたい」と、慢心することなく次戦での完投も視野に入れた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)
記事提供: