2009年ドラフト2位の川原は背番号「63」、周東は「23」に
福岡ソフトバンクは26日、育成選手だった川原弘之投手、周東佑京内野手と支配下登録を締結したと発表した。同日の全体練習後にヤフオクD内で記者会見が行われた。
27歳の川原は2009年のドラフト2位で福岡大大濠高から福岡ソフトバンクに入団。3年目の2012年にはウエスタンリーグ公式戦で当時の日本人左腕最速記録となる158キロをマークし、一躍脚光を浴びた。だが、その後は故障に悩まされ、2015年には開幕前に左肩を手術し、オフには左肘のトミー・ジョン手術を受けて育成契約へと移行した。
そこからリハビリ生活を送り、2017年に2年8か月ぶりに実戦に復帰。昨季は2軍で1年間怪我なく投げ抜き、ウエスタンリーグ34試合に登板した。今季はキャンプ終盤に1軍に抜擢されると、オープン戦でもアピールに成功。左腕から150キロ台の真っ直ぐを投げ込み、8試合に投げて0勝0敗2セーブ、防御率0.00の好成績を残して、4年ぶりの支配下復帰を果たした。
周東は2017年の育成ドラフト2巡目で東農大オホーツクから入団。50メートル5秒台の俊足を武器に、ルーキーイヤーからウエスタンリーグで出場機会を掴み、リーグトップの27盗塁をマークした。同年のフレッシュオールスターでは優秀選手も獲得し、オフにはプエルトリコのウインターリーグにも派遣された。
今春の宮崎キャンプではキャンプインから1軍に抜擢。二塁、三塁の内野だけでなく、外野でもプレーできるユーティリティーさを持ち合わせる。オープン戦は14試合に出場。13打席で1安打、打率.091と結果は残せなかったものの、武器の足と、複数のポジションをこなせる柔軟さが評価されて支配下昇格を勝ち取った。
(Full-Count編集部)
記事提供: