6、7日と室内練習場でバットを振り続けたドラフト4位の万波
北海道日本ハムにドラフト4位で入団した万波中正外野手が、10日の新人合同自主トレを前に早くも練習の虫になった。
千葉・鎌ヶ谷の「勇翔寮」に入った6日からエンジン全開だった。隣接する室内練習場で午後8時から3時間練習。ティー打撃とキャッチボールを行った後に2時間マシンを打ち込んだ。
7日も午後3時40分に練習場に姿を表すと、ティー打撃の後に1時間40分、マシンの球を黙々と打ち返した。「バッティングは毎日あれぐらいやろうと思っています。(ほかに)やることがないですし。夕食を食べた後にもまた打ちます」と涼しい顔で笑った。
一度打ち始めると、納得が行くまで止められない。「感覚が中々来ないタイプなので、最初は模索して、それから強度上げて、長く打つ。マシン2時間は多いと思っていません。そのぐらいは最低限」。そう話す万波にとって、鎌ヶ谷は最高の環境と言える。高校時代はパートナーを見つけて自主練を行っていたというが、ここではいつでも好きな時に一人でマシンを打つことができる。
6日は直球、7日はカーブを打ち込んだ。「使えるものを全部試して、どういう練習に使えるか知ろうと思って」と恵まれた環境を最大限生かす。「もっと時間がほしい。やればやるほど足りないものが出てくるので」と、どん欲だ。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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