【日本ハム】福田光輝、プロ4年目で初本塁打…両親&母校・大阪桐蔭ブラバンの前で

スポーツ報知

  • ニュース

2023.5.22(月) 06:00

4回1死二塁、福田光輝が中堅へ2ラン本塁打を放ち代田建紀コーチ(左)とタッチする (カメラ・豊田 秀一)

◆パ・リーグ オリックス10―4日本ハム(21日・京セラD大阪)

 日本ハムの福田光輝内野手(25)が、プロ4年目で初本塁打を放った。21日のオリックス戦(京セラD)に6番二塁で先発。0―5の4回1死二塁から、中堅へライナーで2ランをたたき込んだ。故郷大阪での記念弾に「地元で打ててマジでうれしい」と口にし「両親も来てたので良かった。(球は両親に)会った時に渡します」とほほ笑んだ。

 3月6日、ロッテからトレードで日本ハム入りした。ロッテ時代の出場は3年間で28試合。新天地では開幕ベンチ入りし、14戦に出場。7試合でスタメンを張っている。「代打の1打席とかじゃなく、頭からいかせてもらえることが増えたので。気持ちの面で切羽詰まってない。ある程度は自分のプレーができるんじゃないかというところまでは来てるかな」。環境と心境の変化が好結果につながった。

 助言も生きた。20日の試合前練習の際、新庄剛志監督(51)から「引っ張って大きいの打ってみろ」と声がかかった。「ヒットを打つためには、まずコンタクトしないとダメというのがメインになってしまって。自分のいいところの『振る』という部分が薄くなっていた」。2日間、強いスイングを第一に取り組んで出た一発に「それがつながったと思う」と効果を強調した。

 この日は母校の大阪桐蔭高吹奏楽部が、演奏でオリックスの攻撃を後押しした。自軍への応援ではなかったが「制服とか見て、たぶん僕らの時から変わってない」と懐かしさを感じてプレーした。「いい打席を送っていくことで、どんどんスタメンにも使ってもらえると思うので」。後輩たちに見せた勇姿を足掛かりに、福田光が定位置取りへ、歩を進めていく。(砂田 秀人)

 ◆福田 光輝(ふくだ・こうき)1997年11月16日、大阪府生まれ。25歳。大阪桐蔭高から法大へ進み、19年ドラフト5位でロッテに入団。昨季までの3年間で28試合に出場し、41打数5安打で1打点。日本ハムに加入した今季は14試合に出場し、31打数6安打4打点、1本塁打。ポジションは二塁と三塁で起用されている。176センチ、80キロ。右投げ左打ち。背番号35。

関連ニュース

【日本ハム】投手・矢沢宏太が1回2k完全デビュー 1年目二刀流は大谷翔平以来
【日本ハム】二刀流・矢沢宏太がプロ初登板!1回無安打2奪三振の堂々デビュー
【日本ハム】中4日先発の鈴木健矢が3回途中4失点で自己最短KO…「申し訳ない」
【日本ハム】4年目の福田光輝がプロ初本塁打! 「マジでうれしいです!」
【日本ハム】今季初4連勝に新庄剛志監督「使い方がいいんです」神采配ズバリ…新ユニ5勝目で継続ノルマあと1勝

記事提供:

スポーツ報知