【ソフトバンク】近藤健介、移籍1号が決勝2ラン…開幕4連勝でパ・リーグ貯金独り占め

スポーツ報知

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2023.4.5(水) 06:10

6回1死二塁、近藤が先制2ランを放つ

◆パーソル パ・リーグ オリックス1―6ソフトバンク(4日・京セラドーム大阪)

 侍ジャパン不動の2番打者。その“刀”は切れ味を増していた。0―0の6回1死二塁。近藤は田嶋の甘く入ったカットボールを一閃(せん)した。日本ハムからFA加入した新戦力の移籍1号は右中間への決勝2ラン。「1号というより、緊迫した場面の先制が良かった」。WBC世界一打線の3番・大谷、4番・吉田がメジャーで一発を放った日に、そろい踏みのアーチとなった。

 ライバル相手に大きな先勝だ。昨年は9月17日からの天王山で3タテを食らうなど、直接対決で負け越し、大逆転のV逸を喫した。近藤もその思いは共有している。3月28日の福岡市内の焼き肉店での決起集会で「山本由伸は5割打っています!」(昨季10打数5安打)と宴席を盛り上げ、決意表明した。

 チームは南海時代の1953年(5連勝)、54年(7連勝)、55年(10連勝)以来となる3年連続の開幕4連勝でパの貯金を丸抱え。藤本監督が3日に死去した実父の通夜参列のため不在だった中、一丸で勝利をつかみ取った。「開幕カードからいい流れできている。しっかり貢献できるようにやっていきたい」と背番号3。6回の守備で地面に頭部を強打して途中交代したが「今のところ問題ない」。4戦連続安打で打率4割とWBCの勢いをキープし、さらなる連勝街道に導く。(小松 真也)

 ◆昨季のパ優勝決定 ソフトバンクは残り2試合でマジック1としたが、10月1日西武戦で延長11回サヨナラ負け。ともに最終戦となった翌2日、オリックスは楽天を5回に逆転して勝利。ロッテに6回に逆転されたソフトバンクは、オリックス勝利の2分後に敗戦。史上初めて、1、2位が同勝率(76勝65敗2分、勝率5割3分9厘)となり、直接対戦成績(オリックス15勝、ソフトバンク10勝)でオリックスが優勝した。

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