日本ハム田中正義、紅白戦で移籍後初登板 ピンチ招くも1回0封、最速154キロ

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2023.2.11(土) 13:53

日本ハムの田中正義(左)と稲葉篤紀GM(右)[撮影=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗]

◆ 打球直撃も大事には至らず続投

 ソフトバンクへFA移籍した近藤健介外野手(29)の人的補償選手として日本ハムに入団した田中正義投手(28)が11日、春季キャンプ(沖縄・名護)での紅白戦で移籍後実戦初登板。ピンチを招きながら1回を無失点に抑え、最速154キロをマークした。

 紅組の先発としてマウンドに上がった背番号「26」。1番・矢澤に対し初球から150キロ超えの直球を投げ込み、4球目はこの日最速の154キロを計測した。しかし、追い込んだあと高めに浮いたフォークを捉えられると、ワンバウンドした打球が田中の左太もも裏付近を直撃。いきなりハプニングに見舞われたが、大事には至らず続投した。

 続く淺間には2ボール後の直球を捉えられ、二塁・石井を強襲する安打(記録員判断)。いきなり無死一、三塁のピンチを招いたが、3番・木村には追い込んでから鋭く沈むフォークを振らせ最初のアウトを奪った。続くアルカンタラには左前にポトリと落ちる安打を許したが、左翼・松本剛が判断よく本塁へストライク送球。スタートが遅れた三走・矢澤は本塁タッチアウトとなった。

 最後は5番・今川を中飛に退け、1回3安打無失点、1奪三振の内容で降板。直球は常時150キロ超えをマークし、潜在能力の高さを披露した。

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