楽天・田中将大 天敵から奪った唯一の白星/後半戦ベストゲーム

週刊ベースボールONLINE

  • ニュース

2022.10.17(月) 11:01


意地を見せたゲームだった

 春先には11連勝を飾るなど最大で18もの貯金を作った楽天。しかし夏場に急失速。レギュラーシーズンは69勝71敗3分けで4位に終わった。夏場以降の戦いは、石井監督の就任前から苦手とするところ。長年の課題を克服できなかったのは残念だが、今季のベストゲームはその夏場から選びたい。

 5連敗で迎えた7月16日のオリックス戦(楽天生命パーク)。相手先発は、今や球界を代表するエースに成長した山本由伸。楽天の先発は田中将大だった。田中将は7回3安打無失点と好投を見せる。すると打線は両軍無得点で迎えた5回、田中将を援護した。一死二、三塁で銀次が先制の左前打。続く浅村栄斗は右翼席へ3ランを放ち、この回に一挙4点を奪った。

 打線は計10安打を放ち、7対3で勝利。6月以降は不振にあえいでいた西川が4打数2安打。西川を含めて4選手がマルチ安打をマークするなど、まさに投打がかみ合った試合だった。夏場以降、特に苦手としたカード初戦に勝利。今季、山本から奪った唯一の白星にもなった。オリックスがリーグ連覇を果たした点を考慮しても、価値ある一勝だった。

 オリックス戦は13勝11敗1分けで勝ち越し。首位のチームを相手に意地は見せたが、10月2日の今季最終戦(楽天生命パーク)では2対5で敗戦。目の前で胴上げを見せられた。ナイン全員がこの屈辱も糧とし、来季はどんなプレーを見せてくれるのか。ベストゲームに選定したオリックス戦のような好ゲームが、終盤に続くことを期待したい。

写真=BBM

記事提供:

週刊ベースボールONLINE