ソフトバンク、止まらぬ主砲の一発で日本一へ一直線!【クライマックスシリーズ】

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2022.10.12(水) 11:00

日本シリーズ進出を懸けてセ・リーグ、パ・リーグの上位3球団が争うクライマックスシリーズが始まった。まずは10月8日にファーストステージが開幕。横浜スタジアム、PayPayドームでDeNAと阪神、ソフトバンクと西武が熱戦を繰り広げた。


10月9日の第2戦では3回に“バースデーグランドスラム”。2戦連発でチームを押し上げた[写真=湯浅芳昭]

 ホームランは流れを変える。それがチームの主砲でキャプテンのひと振りとなれば、そこから始まるのは新たな“物語”だ。歴史的V逸から約1週間。10月2日の悔しさを、決して忘れることはできない。ただ、日本一に向けて、切り替えはしっかりとできている。

 2勝先勝の超短期決戦は、10月8日、ソフトバンク・千賀滉大、西武・高橋光成の両エースの見事な投球で幕を開けた。主導権をつかむのはどちらか。張り詰めた空気を切り裂いたのが、柳田悠岐の一発だった。

 3回、柳田の打席が回ってくる前に1点を先制。とは言え、この1点だけだったら、その後の試合展開はまだ分からなかったかもしれない。それを決定づけたのが、数分後の出来事だった。二死二、三塁で打席に入った柳田は、2球で追い込まれながらも内角のスライダーをすくい上げた。振り上げたバットとともに“確信歩き”。本拠地・PayPayドームは大歓声に包まれた。

 翌日、さらなる大歓声が。前日と同じく場面は3回二死。今度は満塁だった。柳田が仕留めたのは、今井達也の低めに落ちるスライダー。体勢を崩されながらもうまくすくい上げると、打球は右翼テラス席に吸い込まれた。「奇跡です」。実は10月9日は柳田の34歳の誕生日。自らを祝うグランドスラムは、神様からのプレゼントだったのかもしれない。

 2連勝でファイナルステージへ。ポストシーズン連勝記録も「18」に伸びた。やはりこのチーム、短期決戦では、ひと味もふた味も違う。その中心に“絶好調男”がいる。

『週刊ベースボール』2022年10月24日号(10月12日発売)より

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