オリックス・渡部遼人 初安打後に魅せた最大の武器「1つステップを進められてよかった」/足で魅せる!

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2022.9.27(火) 11:01


オリックス・渡部遼人

 快足ルーキーが感情を爆発させた。今季、ドラフト4位で入団した渡部遼人が9月10日のソフトバンク戦(京セラドーム)で、プロ初安打をマーク。プロ入り16打席目で飛び出した“待望”の初安打で、大仕事をやってのけた。

 1点リードの4回二死満塁で、カウント2―2からの5球目、149キロ直球を右翼前にはじき返した。貴重な2点適時打に「ずっと打ちたかったので、やっと肩の荷が下りたと言いますか、1つステップを進められてよかったです!」と興奮を隠しきれず、一塁ベース上で拳を握った。

 直後にはプロ初盗塁も記録。50メートル走5秒9の俊足が持ち味で、慶大時代の公式戦では33盗塁を企画してすべて成功。盗塁成功率100パーセントを極めていた。

 中嶋聡監督も一塁側ベンチで力強く拳を握ると、記念球の返球を要求した。青いベンチにそっと置かれる白球が映えた。試合後、指揮官は「彼の野球人生の中で初めて。まず、一本目が大事。大きな一本だと思います」と目尻を下げた。

 オープン戦で、12球団で2番目に多い4盗塁を記録して開幕一軍入りを果たしたが、4月中旬に二軍落ち。ファームで状態を向上させ、再昇格を勝ち取っていた。俊足が売りの外野手は「塁に出れば、何か起こせるかなと思っている。プロの世界で新しい発見があると思いますし、盗塁の得意な人に、いろいろ聞いていきたい」と力を込めた。

 プロ初安打の直後に、初盗塁を決めたのも“快足男”らしい。オリックスの外野陣は福田周平、佐野皓大、小田裕也ら足の速い選手が多いが、背番号0のルーキーも競争に飛び込む。

写真=BBM

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