西武・佐藤隼輔 チームの緊急事態を救ったサウスポー/即戦力と言われて

週刊ベースボールONLINE

  • ニュース

2022.9.7(水) 11:01


今季一軍で10試合に登板している佐藤

 隅田知一郎、佐藤隼輔という大学屈指の左腕投手を1位、2位で獲得できたことで、「100点満点」と評された西武の2021年ドラフト。言わずもがな、両ルーキーへの即戦力としての期待値は非常に高かった。そして、その期待どおり、ともにA班キャンプに帯同すると早々から能力の高さを証明した。

 その中でチームを救ったのが佐藤の存在である。オープン戦最終戦、開幕への最終調整としてエース候補の一角、今井達也の先発が予定されていたが、まさかの右脇腹の違和感で戦線離脱。チームに衝撃が走った。だが、その緊急事態にも落胆せずに済んだのはほかでもない、佐藤のおかげだった。開幕から中継ぎでの起用が予定されていたが、「まだ1週間の調整ルーティンが決まっていない状況だったので」と、急きょの先発転向にも困惑することなく対応。辻発彦監督も「先発に困っていた昨年までは、今井が離脱したらもう大変なことだった。でも今年はそこに佐藤を入れられたことが大きな変化」と、存在価値を口にしていた。

 そして、開幕から先発ローテーションに加わると、9試合に先発し、3勝3敗。“先発三本柱”と期待された今井の穴を埋めながら、1年目から貴重な経験値を積んだ。

 6月7日の巨人戦(ベルーナ)で先発し、4回4失点に終わったのを機に登録抹消となったが、7月13日には中継ぎ要員として再登録された。しかし、同17日に新型コロナの陽性判定を受けファームへ。その後、9月1日の日本ハム戦(県営大宮)に先発するために一軍昇格したが、その試合が雨天中止に。2日のソフトバンク戦(PayPayドーム)では4点ビハインドの8回に中継ぎで初登板。力強い直球を中心に1イニングを無失点に抑えた。5日に登録抹消されたが、激しい優勝争いを繰り広げるチームの中で、再びはい上がる。

写真=BBM

記事提供:

週刊ベースボールONLINE