ソフトバンク・周東佑京 スピードスターで勝負の夏を制す!/タイトルホルダーの意地

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2022.8.19(金) 11:01


打って走ってチャンスを広げ、チームに貢献する周東

 2年ぶりのリーグ優勝奪還を狙うチームに、頼もしい戦力が戻ってきた。2020年に育成出身選手として史上初の盗塁王を獲得した周東佑京だ。昨年9月に右肩の手術を受け、長いリハビリ期間を要したが、今年の5月下旬に一軍へ合流。昨季は70試合の出場で打率.201と不振に苦しんだが、今季は主に一、二番を任され、好調なバットでチームをけん引している。

 印象的な活躍を見せたのは6月18日の楽天戦(PayPayドーム)だ。守備固めで9回から出場すると、同点の延長10回一死一塁で松井裕樹の内角高めの直球を振り抜き、右翼ポール際にサヨナラ本塁打をたたき込んだ。育成入団した自身とは対照的に、5球団からドラフト1位指名を受けて楽天入りした守護神からの一発。「高校時代から雲の上のような存在で、テレビで見ていた人。頭が真っ白になった」と興奮を隠し切れない様子だった。

 このアーチをきっかけにスタメン出場は急増した。6月は月間打率.327を記録。7月はやや調子を落としたものの、8月に入って復調し、トータルでも打率は3割超えと好調を維持している。盗塁数も月を追うごとにペースが上昇してきており、8月17日現在リーグ3位タイの17個。1位のロッテ・高部瑛斗(33個)との差はまだ大きいが、50盗塁をマークした20年にはシーズン終盤に日本記録を更新する13試合連続盗塁を樹立した。当時の勢いを再現できれば大逆転も不可能ではない。ソフトバンクにとってスピードスターの復権が、勝負の夏を制する最大の鍵となる。

写真=BBM

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