森友哉、鉄平、角中勝也、稲葉篤紀…パ・リーグ6球団 「最後の首位打者」は誰?

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2022.8.20(土) 10:01

パ・リーグは現在、日本ハムの松本剛が2位に大きな差をつけて首位打者を独走している。このままタイトル獲得となれば、日本ハムでは2007年稲葉篤紀以来のリーディングヒッターだ。果たして、その他の球団でも最後の首位打者は誰だったのだろうか。

埼玉西武ライオンズ



西武・森友哉

※2019年 森友哉 打率.329

 連覇を果たした2019年、自らの理想を体現したのが森友哉だ。入団から「打てる捕手」を目標に掲げていた森。6年目の19年、出場135試合のうち126試合でスタメンマスクをかぶり、打っては打率.329で首位打者を獲得した。捕手としてはプロ野球史上4人目の快挙。得点圏打率もリーグ1位の.411と勝負強さを発揮し、同3位の105打点もマーク。本塁打も23を数え、すべての項目でキャリアハイを残した。2年連続チーム防御率がリーグ最低とリード面で課題を残したが、背番号10が攻守で躍動したから連覇を成し遂げたのは事実だ。

オリックス・バファローズ



オリックス・吉田正尚

※2021年 吉田正尚 打率.339

 コンスタントに安打を積み重ね、455打席に立って三振数はわずか26で高打率を維持。昨季、打率.339を残して2年連続で首位打者を獲得した吉田正尚だが、決して万全な状態でシーズンをまっとうしたわけではない。9月に遊撃内野安打を放った際に左太ももの負傷。同26日に早期復帰を果たすも、10月2日には死球を受けて右尺骨を骨折と、故障に泣いたシーズンでもあった。長打力も秘め、巧打者かつ強打者とあって、厳しコースを攻められるがゆえに、今季も死球は8。さらに足を痛めるなど3年連続の首位打者を目指す今季も満身創痍の戦いが続くが、それでもリーグ2位の打率.320と結果を残すのはさすが。徹底マークの上をいくからこそ、首位打者に輝ける。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・鉄平

※2009年 鉄平 打率.327

 球団初のクライマックスシリーズ進出を決めた2009年。前年、球団初の首位打者に輝いたリック・ショートに続き、球団の日本人選手で初めて同タイトルを手にしたのが鉄平だった。05年オフに中日から楽天に移籍すると、その打撃センスが本格開花。09年には序盤戦から安打を量産し、打率は一時、3割5分を超えるほどの好調ぶりを見せた。8月には球団新記録となる24試合連続安打をマーク。最終的には数字を落としたもののトップの座は譲らず、打率.327の成績でフィニッシュした。チームとしての躍進は、三番打者・鉄平の活躍によるものが大きかった。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・角中勝也

※2016年 角中勝也 打率.339

 全143試合に出場しての価値ある自身2度目の首位打者だった。角中勝也が打率.339をマークして、4年ぶり2度目のタイトルを手にしたのは2016年のこと。開幕からハイアベレージを維持し、7月は月間.280とやや調子を落とすも、8月に37安打を固め打ち、月間打率.411と快音を連発した。終わってみれば2位の日本ハム・西川遥輝(当時)に2分以上の差をつけてのタイトル。打順は三、五番に座り、中軸打者として打線をけん引した。初受賞となった12年は128試合出場だっただけにフル出場を果たし、こちらもタイトル獲得となった178安打を積み上げてのハイアベレージは、ボール球も安打にする天性のバットコントロールを見せつけてのものだった。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・柳田悠岐

※2018年 柳田悠岐 打率.352

 ソフトバンクの最後の首位打者は2018年の柳田悠岐だ。打率.352(475打数167安打)をマークして自身2度目となる首位打者のタイトルを獲得した。同年は開幕からいいスタートを切ってコンスタントに安打を重ねた。月間成績で打率3割を切ったのは6月のみ。それでも打率.289(76打数22安打)だから、いかに高い水準で打率をキープしていたかがよく分かる。同年は自身初となる100打点にも到達し、4年連続となる最高出塁率(.431)も獲得している。球界を代表するスラッガーであることは今もなお変わらないが、今季は好不調の波が激しく、打率.260前後をさまよっている。8月19日に日本ハム戦(PayPayドーム)では今季2度目となる1試合4安打。ここから調子を上げていけるか、逆転Vには主砲のバットが欠かせない。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・稲葉篤紀

※2007年 稲葉篤紀 打率.334

 12球団で最も首位打者のタイトルから遠ざかっているのが日本ハムだ。直近は、現GMである稲葉篤紀が獲得した2007年までさかのぼる。小笠原道大の退団により三番(116試合)を任された35歳のベテランが、キャリアハイの打率.334をマークして、プロ入り13年目、ヤクルトから移籍して3年目での初タイトル獲得となった。176安打もリーグトップで最多安打のタイトルを同時受賞。87打点、得点圏打率.350はいずれもリーグ3位と勝負強い打撃で球団初の2年連続リーグ制覇に貢献した。オールスターゲームにも6年ぶりに出場。自身5度目の出場となった日本シリーズは17打数1安打の大不振に終わり、チームも2年連続の日本一を逃している。

写真=BBM

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