【三番打者採点】ソフトバンク65点、西武60点、日本ハム90点 パ・リーグ6球団「三番」の評価は?

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2022.8.2(火) 10:01

オールスターブレイクを経て、後半戦に突入しているペナントレース。果たして、クリーンアップの一角である三番打者はしっかり働いているのか? パ・リーグ6球団で「三番打者」を100点満点で評価した。
※記録は8月1日現在

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・柳田悠岐

ソフトバンク 65点

 一時、故障離脱による不在と、新型コロナ感染者離脱による四番起用を除いて、やはり今季も柳田悠岐の定位置となっている。ただ、今季の柳田は好調の波が大きく、例年とは違う状況で前半戦を終えた。スランプに陥ると、なかなか浮上のきっかけをつかめず、9年ぶりに早出練習を行ったことも。特に6月は月間打率.229と振るわなかった。後半戦に向けては、藤本博史監督が「一番・柳田でドカーンといってもらうっていう手もある」と一番起用も示唆していたが、理想としては一、二番で得点機をつくり、三番・柳田で初回から得点を奪うスタイル。浮上のきっかけさえつかめば、柳田らしい打撃はすぐ戻ってくるはず。V奪還に向けて、柳田の復調は不可欠だ。

埼玉西武ライオンズ



西武・森友哉

西武 60点

 今季はここまで森友哉、ブライアン・オグレディ、外崎修汰ら8選手が三番に座っているが、同打順のチーム成績は打率.235、7本塁打、43打点。打率はリーグ5位と合格点をあげられる数字ではない。四番に座る山川穂高は本塁打、打点でチーグトップを走るだけに、混戦パ・リーグを勝ち抜くには三番がいかに結果を出すかがカギとなる。ただ、6月下旬からほぼ森が定着。7月は打率.325、1本塁打、9打点、得点圏打率も.389と上昇曲線を描いている。2019年に捕手として史上4人目の首位打者に輝いた背番号10が終盤に向かって本領を発揮していけば、チームにとっては非常に大きいだろう。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・浅村栄斗

楽天 90点

 今季も四番・島内宏明とともに打線のキーマンの役割を担っているのが浅村栄斗だ。ここまで60打点をマークしており、これは西武・山川穂高に次ぐリーグ2位の数字。18本塁打は山川に10本以上の差をつけられているものの、同2位と存在感を示している。「自分が(走者を)かえさないと勝てないと思って毎試合やっている」と大きな責任を背負って戦う。それだけ浅村への依存度が高い打線と言えるが、本人は「全体的にこれから」と手応えも。持ち前の勝負強い一打で、混戦となっている上位争いから抜け出すことができるか。

オリックス・バファローズ



オリックス・中川圭太

オリックス 85点

 無敵の中川圭太が本領発揮だ。中嶋聡監督が二軍監督時代に勝負強さを目の当たりにし、「俺は無敵の中川を知っている」と言ったのは、すっかり有名に。一軍監督代行時には四番に据えるなど、期待を寄せ続けてきた。ただ、結果が伴わず、昨季の優勝時も一軍定着ならず。それでも、秘めるポテンシャルは確か。巧みなバットコントロールも光り内角球は腕をたたんで引っ張り、外角球は逆方向へ鋭い打球を飛ばす。7月に入ってから三番に定着し、四番・吉田正尚、五番・杉本裕太郎とクリーンアップを確立できたことでチームも上昇気流に乗った。100点の活躍とするためにも、勝負の終盤戦でも好調を維持し、リーグ連覇に導きたい。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・中村奨吾

ロッテ 55点

 好不調の波が激しい。ブランドン・レアード、レオネス・マーティンの両助っ人が低調なこともあり、一時は打順が流動的になったものの、開幕も三番でスタートした中村奨吾を6月5日から固定。前半戦終盤の7月19、20日の西武戦(ZOZOマリン)では、連夜の逆転打。開幕直後は調子が上向かなかった主将だが、勝負強さを発揮して、西武を3タテした。だが、7月20日の第4打席から球宴を挟んで、30日のオリックス戦(ZOZOマリン)のまで20打数無安打と安定しない。後半戦はオリックスに3連敗スタートとなっただけに、三番を張る主将の奮起が欠かせないことは結果が物語る。一番・荻野貴司、二番・高部瑛斗が俊足巧打で躍動しているだけに、打線を活性化させたい。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・近藤健介

日本ハム 90点

 7月終了時点で先発三番打者の打率は.311。3割超えはリーグでも唯一で断トツのアベレージだ。それもそのはず、先発最多28試合で三番に座る近藤健介は打率.340、22試合の清宮幸太郎は.300、21試合の松本剛は.372、7試合の野村佑希は.308と上位4人全員が三番での打率が最も高く、3割以上をマークしている。先発三番打者の得点圏打率.329、出塁率.377もいずれもリーグトップ。これだけ三番打者が機能していながら、リーグ最下位の得点は物足りない限りだ。得点力を上げるには打率2割前後の五番以降が奮起するしかない。左ヒザ蓋骨骨折により離脱中の首位打者・松本剛の抜けた穴は大き過ぎるが、球界屈指のヒットメッカー・近藤健介を軸に乗り切るしかない。

写真=BBM

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