清宮幸太郎がついに覚醒!? チームを離れた選手も2人…パ・リーグ6球団 「2018年ドライチ入団」の現在地は?

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2022.7.16(土) 10:01

今年で5年目を迎えている2018年入団の選手たち。その中でもドラフト1位でプロのユニフォームを着て注目された男たちは現在、どのような活躍を見せているのだろうか。パ・リーグ6球団の「2018年ドライチ入団」選手の現在地を見ていこう。
※記録は7月15日現在

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・清宮幸太郎

 高卒5年目、2018年入団のドラフト最大の目玉・清宮幸太郎がついに覚醒の時を迎えつつある。7球団競合の末、鳴り物入りで入団したが、3年間はケガにも苦しみ本塁打は3年連続7本止まりで打率も2割前後。昨季は一軍出場なしに終わった。BIGBOSS体制下となり、体を絞り込み背水の陣で臨んだ今季。開幕から一軍に帯同し、三番22試合、四番14試合、五番9試合と主軸を任されている。交流戦では打率.323と課題であった確実性も上昇傾向。7月の本塁打4本はリーグトップで自己最多の2ケタとなる11本塁打はチーム1位と、持ち前の長打力も発揮している。ただ、11本すべてがソロ弾で得点圏打率は2割に届かない。ここぞの場面で一打を放てる真の主砲へ、まだまだ進化を続ける。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・安田尚憲

 大きな期待を寄せられ続ける。新人年に一軍デビューも、2年目はファームで経験を積み、イースタン・リーグで本塁打、打点の2冠を獲得。3年目の途中から一軍の四番に抜擢された。ただ、重圧もあって結果を残せず、昨季も開幕四番を託されながら“不動の軸”とはなれず、井口資仁監督も「チャンスはあげてきた。今年は実力で出場機会をつかみとってもらう立場」と奮起をうながしてのシーズンイン。開幕スタメンからは外れたが、徐々にバットが復調し、6月27日からは四番に座る。長打力は物足りないが、それは“ヒットの延長が本塁打”の意識を表わすもの。勝負どころの1点をつかみとり、チームを勝利に導くために打席に立ち続ける。

オリックス・バファローズ



オリックス・田嶋大樹

 安定感が際立つ。昨季まで2年連続で規定投球回をクリアし、先発ローテーションを支える左腕は今季も開幕から先発ローテを守って奮闘。打線の援護の兼ね合いもあり、白星こそ5勝止まりも、12試合登板で9度のクオリティースタートで、防御率2.17としっかりゲームメーク。休養を設ける狙いで登録抹消も、再登録されて即登板した6月22日のソフトバンク戦(京セラドーム)では自身2年ぶりの完封、再び抹消されたあとの7月10日のロッテ戦(ほっと神戸)では8回途中1失点と、浮上を期すチームを鼓舞している。強力先発陣は大きな武器。チームを支えるのは、山本由伸、山岡泰輔の右腕や高卒3年目左腕・宮城大弥ばかりではない。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天時代の近藤弘樹

 2017年秋のドラフト会議では清宮幸太郎(早実→日本ハム)、村上宗隆(九州学院高→ヤクルト)を続けて抽選で外し、そのあとに指名したのが近藤弘樹(岡山商大)だった。大型右腕は先発として期待されるも、1年目から9試合、2試合、6試合と登板機会を増やせないまま低迷を続け、3年目の2020年オフに戦力外通告を受けた。その後、ヤクルトと育成契約を結ぶと、救援としてアピールを続けて昨季開幕前に支配下昇格。貴重な中継ぎ右腕としてヤクルトの快進撃を支えた。しかし故障により無念の途中離脱。今季もここまで一軍登板はないが、強気に攻める投球の復活が待たれるところだ。

埼玉西武ライオンズ



西武・齊藤大将

 明大から入団した1年目は16試合に投げ、1勝3敗1ホールド、防御率7.02に終わった齊藤大将。翌年以降の飛躍を誓ったが、一軍での登板数は9試合、7試合と減少の一途をたどってしまった。4年目の昨季は5月20日にトミー・ジョン手術を受け、復帰まで1年以上を要する見込みであることが発表された。オフに育成契約となった際には「状態はいいと思いますし、完治するまでできることは限られていますが、今しかできないことをやっていきたいです。筋力もケガする前よりも上げて帰ってこれるようにしたいです」とコメント。だが、今年6月19日のイースタン・DeNA戦(CAR3219)で復活登板を果たしたが、ここまで3試合に投げて防御率23.62。手探りの投球が続いている。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク時代の吉住晴斗[写真は2018年]

 2017年秋のドラフト1位はクジ引きを外すに外して4巡目にサプライズ、当時鶴岡東高の吉住晴斗が指名された。2年夏の甲子園に出場した経験を持つ右腕だったが、それ以外に情報はほとんどなし。チーム事情からしても1年目は育成重視ではあったが、右腕がどんな成長を遂げるのか、入団前から注目度は高かった。しかし、プロの世界は厳しく、なかなか自分の投球ができず。3年間で一軍デビューはおろか、二軍でも満足な成績を残すことができずにいると、2020年オフには戦力外。その後、先輩の縁から連絡をもらったダルビッシュ有(現MLB・パドレス)の後押しもあって育成で再出発、サイドスローに転向して活路を見出そうとしたが、結果は出ずに、昨オフに再び戦力外となった。現在は球団職員として、第2の人生を歩んでいる。

写真=BBM

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