オリックスが交流戦優勝の一方で広島は現在最下位…最多はDeNA、交流戦最下位チームを振り返る

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2021.6.13(日) 11:02


交流戦で11年ぶりの優勝を飾ったオリックス。写真は12日の広島戦でヒーローとなった田嶋大樹[左]と福田周平

 6月12日の広島戦(京セラドーム)にオリックスが3対2で勝利し、2010年以来2度目の交流戦優勝を飾った。一方、交流戦で苦しんでいるのが、その相手だった広島。ほかより試合数が少ないとはいえ、2勝9敗3分、勝率.182で最下位。広島は過去何度も交流戦で厳しい戦いを強いられており、もし今回も最下位になれば、通算何度目になるのだろうか? 交流戦最下位チームを振り返ってみる。

DeNAが5度最下位で12球団最多



交流戦でも厳しい戦いが続いている佐々岡真司監督が率いる広島

 交流戦が初めて開催された2005年から2019年までの最下位チームを以下にまとめてみた。

●交流戦歴代最下位チーム
・2005年 楽天 36試合11勝25敗 勝率.306 ゲーム差13.5
・2006年 オリックス 36試合12勝24敗 勝率.333 ゲーム差11.0
・2007年 広島 24試合5勝18敗1分 勝率.217 ゲーム差13.0
・2008年 横浜 24試合6勝18敗 勝率.250 ゲーム差9.0
・2009年 横浜 24試合6勝18敗 勝率.250 ゲーム差12.5
・2010年 横浜 24試合6勝18敗 勝率.250 ゲーム差10.0
・2011年 広島 24試合6勝16敗2分 勝率.273 ゲーム差12.0
・2012年 ヤクルト 24試合9勝15敗 勝率.375 ゲーム差8.0
・2013年 DeNA 24試合7勝17敗 勝率.292 ゲーム差8.5
・2014年 広島 24試合9勝15敗 勝率.375 ゲーム差7.0
・2015年 DeNA 18試合3勝14敗1分 勝率.176 ゲーム差8.5
・2016年 オリックス 18試合5勝13敗 勝率.278 ゲーム差8.5
・2017年 ヤクルト 18試合5勝12敗1分 勝率.294 ゲーム差6.5
・2018年 楽天 18試合6勝12敗 勝率.333 ゲーム差6.0
・2019年 広島 18試合5勝12敗1分 勝率.294 ゲーム差6.5
※「ゲーム差」は1位との差

 あらためて振り返ってみると、同じような顔ぶれが最下位になっている。最下位になった数が最も多いのは5回のDeNA(横浜時代含む)。2008年から2010年にかけては3年連続で最下位になっており、この期間はリーグでも最下位と、とにかく勝てない時期だった。

 また、「横浜DeNAベイスターズ」と商号変更された後も、2013年、2015年で最下位。特に2015年は、交流戦までは単独首位に立つなど好調だったが、交流戦に突入すると失速。とたんに勝てなくなり、交流戦では歴代ワーストとなる勝率.176を記録した。この年は前半首位で折り返したにも関わらず最終的に最下位。悪夢のような1年だった。

交流戦で失速することの多い広島


 DeNAに次いで最下位が多いのが広島だ。これまで4回最下位に沈んでおり、もし今季も最下位ならばDeNAと並んで最多タイ。また、2開催連続最下位も、DeNAに次いで2チーム目となる。

 広島は交流戦で失速するパターンが多い。2007年は交流戦までは3位だったが、交流戦で負け越して最終的にリーグ5位。2011年も交流戦前リーグ2位→交流戦後リーグ5位と失速した。2014年に至っては、交流戦までリーグ首位を快走するも、交流戦で9勝15敗と大きく負け越し。首位陥落となり、そのままトップの座を奪い返すことはできなかった。

 2019年も交流戦前は好調で首位に立ったが、交流戦で5勝12敗1分と大ブレーキ。後半戦はなんとか持ち直すも、阪神の猛追に屈しリーグ4位と、CS進出を逃した。もし交流戦での失速がなければ、Aクラス入りだけでなくリーグ優勝の可能性もあっただろう。

交流戦最下位経験チームの優勝は?


 今年はオリックスが交流戦で優勝したが、楽天とともに2度最下位になったこともあるチーム。こうした交流戦最下位になったチームで、優勝も経験しているのが、オリックスとヤクルト。オリックスは2010年と今年、ヤクルトは2018年に交流戦で優勝している。特にヤクルトは前年の交流戦最下位からの優勝。見事にリベンジを果たした。

 一方、最下位を経験したチームで優勝がないのが楽天、広島、DeNAの3チーム。広島は先述のように現在最下位で、DeNAは4位、楽天は5位。初優勝は来季に持ち越しとなった。

 2005年から2019年までの交流戦最下位チームを振り返ってみた。今季最下位になれば歴代最多タイとなる広島は、6月16日の日本ハム戦が交流戦最終試合。不名誉な記録を避けるためにも、奮闘を期待したい。

文=中田ボンベ@dcp 写真=BBM

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